「六波羅蜜寺」の重要文化財・「空也上人立像」
「六波羅蜜寺」は951年に空也上人が開山し、元は西光寺と呼ばれ、空也の死後、977年に「六波羅蜜寺」と改称したお寺。現在は真言宗智山派となっています。空也上人は鐘や太鼓をたたきながら経を唱える「踊り念仏」で知られます。こちらの宝物館には、重要文化財の空也上人立像があるのですが、これが見ごたえ十分のすばらしい像です。
鎌倉時代、運慶の四男である康勝の作で、わらじ履きの空也の立像です。
疫病が流行っていた京都の市中を鐘を鳴らしながら念仏を唱えて歩き回っていた空也の様子を表現しています。
その口からは6体の阿弥陀仏が! これは「南無阿弥陀仏」の6字をあらわしているそうです。目に見えない言葉を阿弥陀仏で表現しているインパクトはかなり強く、今まで見た仏像やこういった立像・坐像の中で1、2を争うほど鮮明に記憶に残っています。
空也上人立像が描かれた手ぬぐいも販売しています。参拝の記念に購入しました。また、六波羅蜜寺では、開運推命おみくじもぜひ。四柱推命をもとにした占いで、生年月日と性別で1年の占いをしてもらえますよ。
■六波羅蜜寺
住所:京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東
Tel:075-561-6980
拝観時間:8:00~17:00 ※宝物館は8:30~17:00(16:30受付終了)
休み:不定休
拝観料:宝物館拝観料 大人600円、中高大学生500円、小学生400円
地図:Yahoo!地図情報
HP:http://rokuhara.or.jp/