見ごたえ十分! 日本発のマイコンキットがある国立科学博物館
上野公園内にある国立科学博物館で迫力ある恐竜の骨格展示などで有名です。中は広く、ゆっくり見ていると1日以上かかってしまいます。おすすめなのが別館(地球館)2Fにある「科学と技術のあゆみ」というコーナー。コンピュータが展示されています。まずは世界初のマイクロプロセッサ「インテル4004」。嶋正利のアイデアを元にインテルと日本のビジコン社が共同開発したマイクロプロセッサの原点です。
インテル4004の隣が日本発のマイコンキット「TK-80」。1979年にNEC(日本電気)から発売され、基盤(ボード)抜き出しで発売されベストセラーになりました。TKはトレーニングキットという意味です。ワンボードマイコンで技術者向けのトレーニングキットでしたが、コンピュータマニアにも受け爆発的に売れました。発売当時の価格は88,500円です。
1960年に開発された国鉄「みどりの窓口」の座席予約システムもあります。マルス (MARS)と呼ばれていました。ローマ神話の軍神マルスにかけたネーミングです。マルスが開発される前は人がやっておりマルスの展示前の解説ビデオで見ることができますが、たくさんの問い合わせを回転している台帳から該当電車のを抜き出して座席予約するのは、まさに職人芸。 座席予約システムが開発された理由もよく分かります。他にも1956年、富士写真フイルムが開発した真空管式計数型計算機「FUJIC」などが展示されています。
■国立科学博物館
住所:東京都台東区上野公園 7-20 JR上野駅下車 上野公園内
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
定休日:年末年始(12月28日~1月1日)
地図:Yahoo!地図情報
HP:http://www.kahaku.go.jp/