江戸情緒が残る船着き場 七里の渡し跡
江戸時代、旧東海道を旅する人びとはここ宮宿(愛知県名古屋市熱田区)で船に乗り、次の桑名宿(三重県桑名市)に海路で向かったそうです。その船着き場がここ、七里の渡し跡です。七里とは、海路28kmにちなんだもの(一里が約4km)。常夜灯や時の鐘、道しるべなど、松並木とともに当時のものが再現され、歴史の香りが漂います。沈む夕陽は、現代的な建物を覆い隠し、さらに当時をしのばせます。
公園なので日時関係なく行けますが、前述のとおり、ぜひ夕暮れ時にも訪れてみてください。あたりが暗くなると、常夜灯と時の鐘のライトアップもすばらしいです。
以前は「七里の渡しクルーズ」なるものがあって、ここから桑名まで「七里の渡し体験」ができたそうです。今年になってから名古屋市長が復活させようと頑張っているようなので、実現したらあわせて楽しみたいですね!
■七里の渡し跡(宮の渡し公園)
住所:名古屋市熱田区内田町
アクセス:JR東海道線「熱田」下車、徒歩20分、名鉄名古屋本線「神宮前」下車、徒歩15分、地下鉄名城線「伝馬町」下車、徒歩5分
地図:Yahoo!地図情報