心が疲れている人に捧ぐ「樽見鉄道からの風景」

 

 

私の通っていた学校がこの路線の途中にあり、授業をサボってよく樽見(たるみ)鉄道からの風景を眺めていました。

岐阜の特産品のひとつに「富有柿」がありますが、その産地を貫くように線路が走っているので、柿畑が何度も目に飛び込んできます。春や夏は草花のいきいきとした姿、秋や冬はたわわに実る柿や農家の方々、または木だけが残る寂しげな風景など、常に異なる趣を楽しめます。

言ってしまえば「田舎」なのですが、とても和める風景です。学校になじめず、心が疲れていた当時の自分には、樽見鉄道のたった1両しかないレールバスの空間はぴったりの場所でした。

なお、有名な薄墨桜や谷汲山華厳寺(たにぐみさんけごんじ)などの別の観光地にもアクセスできますし、季節ごとに企画列車も運行しています。存続が危ぶまれている路線の一つですので、お近くにお立ち寄りの際はぜひ遊びにいらしてください。

美濃地方側の岐阜は、飛騨地方に比べてあまり目立たない存在ですが、その控え目さが、かえって心を洗ってくれるのではないかと思います。

■樽見鉄道株式会社
〒501-1205 岐阜県本巣市曽井中島680-11
Yahoo!地図情報
TEL 0581-34-8039 (9:00~17:00)
http://tarumi-railway.com/
樽見鉄道の車窓からの風景は、
大垣(JR東海道本線・大垣駅に直結)~樽見まで続く路線です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。