ハイブリッドカー/ハイブリッドカー基礎知識

新セレナが「スマートシンプルハイブリッド」なワケ(2ページ目)

1ヶ月間でセレナ全体の販売計画である6300台の約2倍以上のオーダーを受けたという、セレナのハイブリッド仕様。そのハイブリッド仕様だが、なぜ「スマートシンプルハイブリッド」というのか。乗ってみてよくわかった。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

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本格的なハイブリッドではないものの、コストパフォーマンスは魅力的

結論から書くと、全く解りませんでした。調べてみたらアクセル開度少ない状況ではモーターのアシストを行わないようになっているそうだ。セレナの場合、本格的なハイブリッドと違い、モーター出力の微妙なコントロールができない。極端に言えば「オン」と「オフ」くらいの制御になってしまう。

エンジン出力が10馬力しか出してないときに補助させると「どん」というショックを出してしまう。40馬力くらい出ている普通の加速時に補助させてやれば、全くショックを感じないようになるそう。それでいてエンジンパワーを補助することもできるという寸法。燃費改善効果も期待できる。

ということで、ハイブリッドだということは体感できない。ただ標準のアイドルストップより0.6km/L燃費向上していることは間違いない。おかげで取得税と重量税は75%減税から100%免税となり、3万6000円分の節約に。マイナーチェンジ前のアイドルストップ仕様との価格差は5万4000円。

セカンドシートとサードシートには、3点式シートベルトが追加されている

セカンドシートとサードシートには、3点式シートベルトが追加されている

こう書くと1万8000円高くなった気もするが、今回のマイナーチェンジでは2列目と3列目中央席の3点式シートベルトの追加など装備向上も行っている。ユーザーが支払う金額としてはマイナーチェンジ前のアイドルストップ仕様と変わらず。以上、セレナを買うならハイブリッド仕様をすすめておきます。


【関連サイト】
日産 セレナ
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