スーツケースと手荷物かばんに入らない荷物はあきらめよう。どうしても気になる荷物は、あとで家の人が送り易いようにまとめておこう。 |
ところが、留学中の滞在先では、それほど自分で自由にできるスペースはありません。荷物は勉強と生活に必要な最低限のもに絞り込む必要があります。
また、最近は航空機の荷物の重量制限が厳しくなりました。できれば渡航時のフライトにおける制限内(例えばスーツケース23キロ、手荷物10キロ)に収めたいものです。これをオーバーしてしまうと、追加料金が課せられます。重い物を運んで、しかも追加料金を支払うくらいなら、「消耗品は極力現地調達」といったように、ある種の割り切りが必要です。
荷物の必要度を考えよう
以下に、留学の際に必要な持ち物について「必要度」を3段階に分けてご紹介します。これを基本に、皆さんの必要度に応じてアレンジしてみてください。◎ 必ず持って行こう
○ あると便利
△現地調達・もしくは船便
■貴重品類
パスポート、ビザ、航空券のほか、留学特有の「入国に必要な書類」もあります。これらはとにかく重要なので、必ず手荷物にして紛失しないよう注意しましょう。
◎パスポート&ビザ パスポートは写真のある面のコピーを
◎写真 パスポートと同じものを紛失に備え
◎入学許可証 コピーも用意しておこう
◎入国審査に必要な書類 滞在先の証明、財政証明書等
◎保険証券 航空機の遅延で補償金を貰える場合も
◎航空券
◎現地通貨 当面必要な最低額
◎トラベラーズチェック 小額単位で購入しょう
◎クレジットカード ホテルを利用する際などに必要。
◎筆記用具
◎腕時計 目覚まし機能のあるもの
○チェーン錠 盗難防止
■衣類
学生はTシャツにジーンズ・チノパンといったシンプルな服装で過ごす場合がほとんどで、着飾っている人はあまり見かけません。安心して、本当に必要不可欠に思えるものを準備してください。
◎下着
◎衣類 できるだけ絞り込む
○ウィンドブレーカー コンパクトになるもの
○帽子 日焼け防止に
○水着 日本製は良い
◎スニーカー 普段履き 必要に応じて現地で購入
○サンダル 室内のスリッパとしても
■医薬品・衛生用品
同じ成人でも外国人と日本人とでは体格が違い、時としてクスリが効き過ぎることがあります。現地の生活に馴染むまでは、まずは使い練れた薬を服用しましょう。また、持病がある人はあらかじめかかりつけの医師に英語の処方箋を書いておいて貰いましょう。
◎整腸剤 食生活の変化に対応できない場合も
◎風邪薬、解熱剤 熱が出たときは買いにいけない
◎絆創膏
◎虫除け・虫刺され薬 留学先によっては必需
◎日焼け止め
◎ハンカチ・タオル 数枚
◎歯ブラシ、歯磨粉、シャンプー等 少量のみ
○ビタミン剤 常用の場合
○化粧品 当面分
○カミソリ 必ずスーツケースの中へ
○生理用品 日本製は人気とか
△ティッシュ 当面あると便利、海外では無料配布していない
■書籍・本関係
海外では日本語で書かれた書物の購入は極めて割高。必要と思えるものは持参すべきでしょう。
◎辞書 電子辞書でも可
○ガイドブック 現地で買うと高い
○会話集 必要な場合
■その他
留学先に日本食を持って行きたい人もいるかと思いますが、オーストラリアやニュージーランドのように食品の持込が厳しく制限されている国もあります。渡航国の検疫情報をもう一度確認しましょう。
ホームステイの人は自分の家族の写真などを持っていくのも、話をネタとして便利です。お土産は日本をイメージするものが定番ですが、お子さんがいるようでしたら、アニメものも人気です。
◎雨具 折りたたみの小さいカサ
◎ビニールひも 洗濯ひもに
◎裁縫道具 簡易なもの
◎万能ナイフ ナイフ・栓抜き・コルク抜き・ハサミなど
◎洗濯ばさみ
◎お土産
○アドレス帳 留学先からメール
○メモ帳
△ハンガー
△スプーン・フォーク 室内で何か食す時に
△カップ うがい、歯磨き用に
■電気製品
ポイントとなるのはパソコン。最近では街中のインターネットカフェや学校のPCでも日本語対応のものが増えてきたようです。迷うくらいでしたら、持っていかない方がいいかもしれません。
○ノートパソコン
◎デジカメ
◎変圧器 日本国内は100V、海外はほとんどの場合プラグの形状、電圧が異なります。
そのほか、コンタクト関連のものなど、みなさんの日常で不可欠なものをお忘れなく!
■手荷物
渡航時の手荷物は、機内持ち込みサイズのかばんを用意し、貴重品、電気製品で挙げた項目と、医薬品・衛生品の一部を入れましょう(刃物や液体の制限に注意)。このかばんは現地着後、日常使いのかばんになるますので、その観点から選んでください。