ライバルは軽自動車?

「クルマの楽しさ」より、実用性を重視した新型ミラージュに試乗して、「う~ん」と唸ってしまった。実際、白物家電のようなのだ。こうなると考えてしまうのが「軽自動車と白ナンバーの普通車、どちらを選ぶべきなんだろうか」という課題です。
レモネードイエローメタリック、ポップグリーンメタリック、カシスパープルメタリックの新色3色を含む 全8色が用意されている

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まずスペックを比較してみよう。新型ミラージュに搭載されている1リッター3気筒エンジンは、出力69馬力で最大トルク8.8kgm。軽自動車のターボエンジンと言えば、64馬力/10kgm前後。最大トルクで勝る軽自動車ターボがやや優勢か。

車重はミラージュ870kg。ワゴンRに代表される軽自動車ターボも同等。試乗してみても「ほとんど同じですね」。気になる燃費もミラージュの27.2km/Lに対し、9月6日発売の新型ワゴンRは26.8km/L。どちらも大幅に改善された。

居住性で差が付かないだろうか? 新型ミラージュは軽自動車のシャシをベースに開発されているため、運転席と助手席の間隔も普通車として考えれば近い。後席に3人座るなら軽自動車だと窮屈ながら、2人であれば問題なし(そもそも軽自動車は定員4人)。

ハンドルを握ると、意外なことに好感が持てるのは軽自動車ターボだったりする。というのも、ターボエンジン搭載車って軽自動車の中ではハイエンドモデル。サスペンションもしっかりしており、コーナリング性能バッチリ。高速巡航だって余裕でこなす。

ミラージュは廉価モデルのド真ん中ということもあり、残念ながら特記すべき味を持たず。むしろ乗り心地やハンドリング、エンジン騒音、タイヤ騒音などで軽自動車ターボに届いていない。どちらが楽しいかと聞かれたら「軽自動車ターボ」と答える。