乗り降りサポート機能のついたミニバンって、どんなミニバン?
乗り降りをサポートする機能がついたクルマをトヨタでは「Welcab(ウェルキャブ)」と呼んでいます。「福祉」を意味する「Welfare」、「健康」の「Well」、そして「温かく迎える」の「Welcome」の3つから「Wel」を、客室の「Cabin」から「cab」を取った造語です。ひと口にウェルキャブといってもさまざまなタイプがあります。助手席が回転したり、車外に昇降したりする仕様だけでなく、3列シートのミニバンならではのウェルキャブには、セカンドシートに昇降機能が備わる仕様もあります。ウェルキャブは、乗り降りサポート機能が付いた、便利で快適な車です
リフトアップシートとは、シートが車外に昇降する機能がついたシートのことで、操作はワイヤレスリモコンでも行うことができます。乗り降りのしやすい高さに調整できるので、楽にシートに座れて、そのまま車内へ乗り込むことができます。
助手席が回転する「回転シート車」は、助手席を車外側に回転させられる機能で、回転スライドシート車はシートを回転させたうえに、車外にスライドさせることができます。車への乗降時に足腰に若干負担を感じている人におすすめです。
ミニバンに多いのが、セカンドシートが電動で回転し、車外でスライドしてダウンするサイドリフトアップシート車です。下降したシートに左右どちらからでも座ることができるのは、スライドドアを採用するミニバンならではで、乗降の自由度をより高めてくれます。
これらの乗降りサポート機能のついたミニバンは、大小さまざまな車種に用意されていますから、お年寄りだけでなく、妊婦や赤ちゃん、小さな子どもを抱えての乗り降りにも優しく、ファミリーといっても幅広いニーズに合ったモデルを選ぶことができます。
税制を利用してお得にクルマを購入する
標準車より割高になるものの、長くつきあえることを考えるとコストパフォーマンスは高い
しかし、ウェルキャブにはケースに応じて公的補助を受けられる利点があります。たとえば、先述したリフトアップシート車、車イス仕様車は消費税が非課税になります。消費税率が上れば非課税のメリットはより大きくなり、標準車との価格差も縮まるでしょう。
身体の不自由な方や介護する家族がウェルキャブを購入・使用される場合、地方自治体の条例により自動車税や自動車取得税の減免措置が受けられます。さらに、地方自治体によって条件は異なりますが、さまざまな貸付・助成措置が用意されているのです。
家族の状況が変わっても長く付き合える
最初は2人家族でも、子どもが生まれればライフスタイルが変わり、おじいちゃん、おばあちゃんと出かける機会が増えるかもしれません。こうして時間の流れとともに家族の状況は変わるものですが、ミニバンなら一台で2人旅から車中泊、家族みんなでのドライブまでフレキシブルに使えます。クルマの魅力とは、いつでもどこへでも移動できる自由であるはずです。家族みんなで気軽に出かけられる乗降りサポート機能のついたのミニバンであれば、妊婦でも小さな子どもがいても、さらにおじいちゃん、おばあちゃんが加わっても、いままで以上に行動範囲が広がるはずですし、家族と一緒に過ごせる時間をより持てるでしょう。クルマ選びを考えているなら、家族の状況が変わっても長く付き合える乗り降りサポート機能のついたミニバンを選択肢に入れてみませんか?
【関連サイト】
トヨタ ウェルキャブ