笠間時代のアーティストたちの作品に彩られた空間

海をモティーフに… 
店内のあちこちに繰り返されているのは、<海>にまつわるモティーフです。窓辺のカウンター席にはねじれた流木。笠間時代から交流のある画家、johnnyxxxさんが描いた灯台の素描があちこちに無造作に貼られていたり、小さな白いテトラポットのオブジェが転がっていたり。テトラポットは笠間の彫刻家、佐々倉文さんの作品です。

「海にまつわるものが多いですね?」と黒澤みゆきさんに訊ねると、「ちどりが旅をしながら見てきたであろう風景なんです」という答えが返ってきました。この場所から東へ10分も車を走らせれば、海がひろがります。

アルルカン・しがみさこ作

陶人形「アルルカン」は、しがみさこさんの作品。

奥の部屋の長いテーブルは、もとは笠間の陶芸家たちが使っていた作業台。椅子代わりの古びた大きな木箱は誰も来歴を知らず、かつては弾薬が詰められていたのではないかと言われているそうです。

笠間のsovasovaを愛した常連客たち、アーティストたちも訪れているちどり。sovasovaは窓のない真っ暗な空間だったため、明るい光のなかに見慣れたはずの家具たちの新しい表情を発見して楽しんでいるようです。

もちろん、初めてちどりを知る地元のお客さまも多数。「今日は仕事が早く終わったから」と、家庭を持つ女性が夕方ひとりで訪れて、珈琲とスイーツと読書の時間を過ごし、これから家族の晩ごはんをつくります、と笑顔で帰っていく姿も見られるとか。

ちどりの売店 
3日前までに予約すれば、茨城自慢のクラフトビールや地酒を楽しみつつ、夜のコース料理も楽しめます。この美しいカフェの登場は、街の人々に、もうひとつの豊かな時間の過ごしかた、身近にアートに触れて過ごす日常という選択肢を提供したのです。

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