医療費の「現物支給方式」って?

子どもとママ

医療費助成は自治体ごとに異なる

子どもが病気でも、安心して治療を受けられるようにと、現在、乳幼児・小児医療費の自己負担を減らす補助制度があります。国の制度としては、就学前の子どもの医療費を、3割から2割へと削減しています。

しかし、ほとんどの自治体で、それにプラスする形で補助金を出し、子どもの医療費の負担を減らすようにしています。たとえば、東京23区内では、各区ごとに補助負担が違うため、入院のときの食事代や薬代などを自己負担しなければならない区はあるものの、治療に関しては所得制限が一切なく、中学3年生まで、通院、入院とも無料になっています。そして、東京の場合、乳児、幼児と小学生、中学生まで、それぞれの年齢に応じた証書が配布されていて、病院の窓口でそれを出せば、都内全域の病院で無料で診療を受けることができます。

東京のように、必要事項が記載された証書を出すことで、お金を出さずに診療を受けることができるのが「現物支給方式」。親にとっては、お財布から1円のお金も出さずに診療を受けることができるため、とても安心です。

ただ一方で、いつでも無料で受診できるからと、不必要な診療を夜間などでも平気で受ける「コンビニ受診」の問題や、親が国保の保険料を払っていない子どもは無料では診療を受けることができないといった問題も出てきました。これらの問題を解消するため、救急病院で初診料を取るようになったり、親が国保を払っていなくてもその子どもに限って無料で診療を受けられる制度を作るなどの対策が取られています。

そういった問題はあるものの、やはり「現物給付方式」で無料で子どもが病院にかかれることは、子育てをしていく上ではとても大きな安心感につながるはずです。


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