FX・外国為替証拠金取引/FXの基礎を学ぼう

バイナリーオプションとFXの違い

バイナリーオプションの人気が高まっています。これは通貨オプションと組み合わせた商品で、簡単に言えば一定期間後の為替レートが、どの方向に動いているのかを当てるものです。FXの場合、方向は当たっても、どの程度の値幅で動いたかによって収益が変わってきますが、バイナリーオプションの場合は、方向さえ当たれば、値動きの幅に関係なく、あらかじめ決められたペイアウト倍率によって収益が支払われます。

内田 まさみ

執筆者:内田 まさみ

FXガイド

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バイナリーオプションには3つのタイプ

バイナリーオプション取引とは、通貨オプションを活用した商品で、簡単に言えば一定期間後の為替レートが、どの方向に動いているのかを当てるものです。バイナリーオプションには3つのタイプがあります。簡単にまとめると、次のようになります。

「ハイ・ロー型」……一定期間後の為替レートが「円高」になるのか、それとも「円安」になるのかを選び、自分が選んだ方向に動いていたら収益が得られる。

「レンジ型」……一定期間後の為替レートがあらかじめ決められた為替レートの範囲内に収まっていた場合に収益が得られる。

「ワンタッチ型」……一定期間後の為替レートが、あらかじめ決められた為替レートに一度でもタッチすれば、収益が得られる。

FXの場合、仮に自分が持っているポジションが正しかったとしても、為替レートがどこまで動いたところで利益確定させるかによって、収益額が大きく変わってきます。
これに対してバイナリーオプションの場合は、上記のようにタイプは異なっても、基本的に、「あらかじめ決められた条件を満たせば、事前に決められた収益を得ることができる」という特徴があります。

バイナリーオプションで収益が得られる仕組み

具体的に、どのような仕組みで収益が得られるのかを、簡単に説明してみましょう。
まずは「ハイ・ロー型」。たとえば、スタート時点の為替レート(米ドル/円)が、1ドル=80円だとします。エンド時点は今から10分後で、その時点の為替レートが、スタート時点に比べて円高なのか、それとも円安なのかを予想します。
仮に円安と予想した後、たとえば5分後に1ドル=78円まで円高が進んだとしても、10分後のエンド時点までに、スタート時点よりも円安になっていれば、収益が得られます。もちろん、円高を予想して、エンド時点までに円高になった場合も同じです。そして、予想が外れた場合には、損失が確定します。

「レンジ型」は、スタート時点の為替レートが1ドル=80円として、翌日のエンド時点までに1ドル=79円50銭~80円50銭の範囲に収まっていれば、収益が得られます。ただし、このレンジを一度でも外れると、その時点で損失が確定します。

最後に「ワンタッチ型」ですが、これはスタート時点の為替レートが1ドル=80円で、翌日のエンド時点までに1ドル=80円50銭に達していたら、その時点で収益が確定するという仕組みになります。あくまでもエンド時点までに一度でもタッチすれば良い(ワンタッチ)のですが、逆に全くそのレートにタッチしなければ、損失が確定します。

続いて、利益の支払われる仕組みをみてみましょう。

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