ホッとする家をつくるには
一言でいうと手づくり感があることです。もちろんそのことを誰もが理解はしていても、予算やメンテナンスのことも考えると難しい部分でもあります。ならば床材だけは自然の無垢材を使ったり、ダイニングテーブルはオリジナルで作るといったことでも随分空間は変わります。つまりヒューマンスケールを意識することです。ヒューマンスケールとは、なだらかなやさしい曲面で丸みのある寸法といってもいいかも知れません。家族の想いはどこで表現していますか
帰りたくなる家とは家族の想いはもちろん、家族のスピリットや手作り感があり、日常生活において何らかの形で影響を与えてくれるものがデザインされていること。工業化された寸法も大切ですが、もうひとつヒューマンスケールをどこに入れるかも大切なのです。空間は温かさが表現されることで居心地の良い空間が生まれ、帰ってきたときにホッとさせてくれます。そんな仕掛けを考えて家づくりを楽しんでください。
家族の照明の色をイメージし 吹き抜け手すり部分に木製の丸い玉を置く
子どもが好きな星座を照明器具にほどこす