気候にみる青森の旅どき

ニューヨーク、北京、ローマ、マドリードとほぼ同じ緯度に位置する青森。気候は冷涼型で、冬が長く厳しいのが特徴です。ですが、その分春には、冬の寒さに耐えてきた木々の若葉が鮮やかに輝きます。夏は濃い緑に包まれ、秋は1日の寒暖の差が大きいため見事な紅葉が見られます。厳しい冬も、雪国ならではの自然や遊びを楽しむことができます。

県全体でいえばこのような特徴ですが、同じ県内でも中央にまたがる奥羽山脈により、日本海側(青森市、弘前市など)と太平洋側(八戸市など)とで気候は少し異なります。夏は「ヤマセ」とよばれる冷たい北東風のため、太平洋側で低温の日が多いですが、日本海側では気温の高い日が続きます。冬は湿った空気が山脈にぶつかり日本海側に雪を降らせる一方、太平洋側では晴天が多く雪は少なめです。

このような、霧に包まれた神秘的な世界も青森の自然が織り成す技です

霧に包まれた蔦の森。このような神秘的な世界も青森の気候が作りだします

以上が青森の気候の概要です。四季がはっきりしていて、いつ訪れても季節ごとの美しい自然を楽しめますし、季節ごとにイベントやお祭りも盛りだくさん。また青森は食材の宝庫であることから、それぞれの季節ごとに美味しい旬の味覚をたっぷりといただくこともできます。これらをまとめて、季節ごとにご紹介します。

 

彩り豊か。青森の春

春の代表的なイベント「弘前さくらまつり」。

「弘前さくらまつり」は、青森の春を彩る代表的なイベントです

関東より南では3月ごろから春の陽気が感じられることが多いですが、その時期青森ではまだ雪が降ることも。木々や雪の下の土から芽は出始めますが、風は冷たく想像以上に寒いです。青森の春は遅く、4月の下旬、ゴールデンウィーク頃にやっとその陽気を感じることができます。山でも里でもふくらんでいた芽がいっせいに芽吹き、桜など春の花々が咲き乱れるのもこのころからです。この時期、青森では萌黄色や桜色などに彩られた春の自然を楽しむスポットが人気を集めます。

春とはいってもまだまだ肌寒い日が多いので、上着は必要です。

【主なイベント・祭り】
弘前さくらまつり/弘前市
弘前公園は日本一ともいわれる桜の名所。ライトアップされた夜桜とともに浮かびあがる弘前城は幻想的です。(4月23日~5月5日)

■金木桜まつり/五所川原市
日本の桜100選に数えられる芦野公園は、青森では弘前公園に次ぐ桜の名所です。太宰治の文学碑や桜のトンネルを通るローカル鉄道など、趣ある景観とともに桜を楽しむことができます。(4月29日~5月7日)

■春もみじ/県内各地
新緑の芽吹きのなかには、赤味がかってたり、黄色っぽい葉もあります。このような色とりどりの葉が萌えだす様が「春もみじ」。十和田湖、白神山地、下北半島などの県内各地でこの春もみじを楽しむイベントやエコツアーが開催されます。(5月上旬~6月下旬)

■東八甲田つつじ祭り/青森市
八甲田山の広大な田代湿原に群生するレンゲツツジが見頃を迎えるころ、つつじ祭りが開催されます。(6月中旬)

■佐井村ウニまつり/佐井村
6月が旬の佐井村名物ウニを、思う存分味わえるイベントです。(6月上旬)

※記事「青森の桜、春の花スポット」もあります。

【旬の味覚】
■ほたて(6月~8月)
■ ウニ(6月~8月)
■しじみ(6月~9月)
■春掘りながいも(4月~7月)
■にんにく(6月~8月)
■こかぶ(5月~10月)
■山ウド(4月~5月)
■たけのこ(5月~6月)
■ミズ(5月~10月)