姿形が美しいだけでは、“美人”とはいえないし、ましてや、誰かの恋心を動かすような力は持ちえない。では、どうすれば、人を動かす美しい人になれるのだろう?

そんな疑問の答えを見出し、真の美人を育てるべく、今年の春、ダイアログ・イン・ザ・ダークの理事をつとめ、多くの著書を持つセラピストでもある志村季世恵さんとともに、3回限定のワークショップを開催しました。

真美人(=真の美人)とは、深いところで人を感動させ、和ませ、周囲にも愛を増やしていくような美人のこと。そんな美人になるために季世恵さんとともに3つのワークを考えて、伝授したのですが、これが本当に効果あり!で好評を博したので、この連載の中でもシェアしたいと思います。

まず、前篇は、第1回目に行われた 「聞く力・伝える力」についてです。

心が動き、心動かす会話にあるものとは?

恋愛において、会話力は必要不可欠なもの。とはいえ、真なる会話力は表面的なマニュアルでは、身につかない。相手の言葉に反応してうなづくだけでは聞き上手とはいえないし、話をつなごうと必死で質問するだけでは、相手は気持よおく話せないもの。

その結果、どれだけ会話を重ねても相手の心は動かないし、自分の心だって乾いて固まってしまう。では、どうすれば、心が動く聞き方、伝え方ができるのだろう?

真美人プロジェクトでは、ダイアログ・イン・ザ・ダークの暗闇の中で、会話のレッスンをしました。

深まる会話の最大のポイントは、相手の言葉を注意深く聞くこと。言葉半分に聞き流してしまったり、次の質問を考えながら聞くのではなく、最初から最後まで全神経を集中して聞いて初めて相手の本気や本音を引き出すことができます。そのためには、言葉を放つ相手の声色や気配までも感じ取ることも大切。

ダイアログの暗闇では、視界が遮断される分、聴覚をはじめ、他の感覚が研ぎ澄まされるから、この“会話に集中する”という感覚がつかみやすくなります。自宅でも、友達や恋人と、暗闇の中で会話してみるといいかもしれません、会話に集中できるし、ロマンティックな気分も味わえますから。