「おりこうさん」以外の言葉で具体的にほめるのが大事
6月で3歳になる娘をほめる時に最近気をつけているのは、具体性。きっかけは、雑誌『ソトコト』で読んだ文章。5月号の「ソーシャルな子育て」特集のP70~71のクリエイティブな頭脳に育てるには?という話の中で、白梅学園大学の学長で、子育ての著書も多数ある汐見稔幸さんが「おりこうさん以外の言葉でほめる」と書かれていたんです。「上手だね」とかだとほめていることにならず、具体的に「どうしてこうやってかいたの?よく思いついたね」とか、どこがユニークで、すごいと思ったかをこちらが指摘してあげると、子どもの才能をもっと伸ばしてあげられるとのこと。
確かに、大人でも何かをした時に「すごい」だけでなく、具体的にプロセスなどを聞かれると嬉しいですよね。例えば「今日作ってきてくれたケーキ、シナモンが効いててとてもおいしいね! どういう風に作ったの? レシピ教えて!」とか「この会議のまとめの書類、さすがだね。個々人の意見のポイントが分かりやすくまとめられていて、レイアウトもとても読みやすいよ」とか。
子育てにおいても同様で、以下のようにほめることを心がけています。
- 例えば娘が絵を描いたとき。「うわあ! たくさん色が使っていていいね! どうしてこれを使ったの? 何をしている様子?」とか聞き出しています。こうすると、顔つきがとても嬉しそう。
- 靴を履けたら「ちゃんと右左間違わずに履けたね。すごいね! どうやって履いたの?」とか。逆に間違ったら「おお! 一人で手伝いなしで履けたね。でも右左が間違ったのがおしかったね。あってるほうが歩きやすいから履き替えようか?」とかなるべく前向きにほめるとか。
ちなみに、このほめ方だとほめるほうもも頭を使うので、親のほうもクリエイティブになれそうな気がします。