FUGLEN、ノルウェー語で「鳥」
1号店はオスロ、海外初進出の2号店は東京・富ヶ谷に。
北欧から海を越え、緑に包まれた代々木公園のそばに羽根をやすめた渡り鳥の名はFUGLEN。そこで提供される飲みもののクオリティ、空間デザインの魅力、店内に満ちているスピリットのいずれもが水際立った印象で、鳥の店名にまつわる私のジンクスは揺るがぬものになりました。
コーヒー王国ノルウェーの魅力を東京へ
ノルウェー製のヴィンテージ家具は購入可能
FUGLENはそんなコーヒー熱の高まる首都オスロにあるカフェ。高品質のコーヒーバー+カクテルバー+ヴィンテージデザインの家具という3つの要素を融合させ、モノクル誌で「小規模資本によるベストコンセプト世界トップ5」にも選ばれた注目の存在です。
北欧モダン黄金期のデザインを体感できる場所
初めて店内に足を踏み入れるやいなや、北欧に瞬間移動したような錯覚に陥ったのは、1940年代に建てられた小さな建物の1階にノルウェー製のヴィンテージ家具が多数運び込まれており、腕にタトゥーを入れた物静かでにこやかなノルウェー人たちが、ドリルやノコギリを手にのんびりと作業中だったから。まだ内装が完成していなかったのです。
あくせく感の不在と、ハンドメイドの古い家具たちが並ぶ空間の豊かな魅力は、ノルウェーという国になじみの薄かった私をたちまち120%の興味で満たしてくれるほど鮮烈なインパクトをもたらしました。次ページで詳しくお伝えしましょう。