旅行者向けの食事
チーズやトウガラシは、私たち日本人からすると、正直少しだけ抵抗があるかもしれません。でも、ご安心ください。旅行者向けには、ちゃんと辛さ控えめの料理が提供されます。旅行者向けのレストランやホテルでは、バイキング形式で、お米、野菜炒め、スクランブルエッグ、肉炒め、きのこ炒め等が提供されるケースがほとんどです。1日3食は公定料金(※)に含まれていますので、追加のお飲物等を注文した場合以外は、現金をお支払いただくこともありません。
(※ブータン旅行の公定料金システムについては、政府観光局ウエブサイトをご参照ください。)
季節限定の松茸、地域限定の蕎麦
そんなブータンにも、日本と似た食材があります。それは、松茸とお蕎麦。松茸は8~9月頃に採取され、ブータン各地で食べることができます。ブータン中央部、ブムタン地方のウラという町では、数年前から“松茸フェスティバル”が開催されるようにもなりました(※2012年は、8月24~26日)。ブータン人は、もともと松茸を食べる習慣がほとんどありませんでしたが、増加している日本人観光客を対象に、松茸料理を提供するホテルやレストランが増えてきています。
蕎麦もまた、ブムタン地方の名物料理。ブータンで栽培されたソバ粉を用いて、パンケーキにしたり、麺にして調理します。日本のように細長い麺をつゆと一緒にいただくのではなく、短い麺をネギなどの野菜と一緒に炒め、焼きそば風にして食べるのが一般的です。
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