これが本当のUltrabook!?
2011年の後半から登場したUltrabookだが、2012年3月までに発表された製品群が第1弾とすると、その最後発となったDELLのXPS 13は、登場時期こそずれたものUltrabookのコンセプトを体現したと言えるバランスの高い製品となっている。DELL XPS 13
Ultrabookで重要となるのは、一般的な用途で問題なく使える性能などの機能面に加え、厚みが薄いことなどのデザイン性や持ち運びのしやすさ、さらにコストがあるが、XPS 13はそれらのバランスがすぐれており、Ultrabookで悩んだらこれにしておけば問題ないという安定感がある。
基本的な仕様は、13.3型の液晶を搭載し、HDDではなくSSDを採用。体感上のパフォーマンスが高く、コスト面をみても他社の同等機能の製品と同程度かそれ以上となっている。
細かなところを見ていくと、13.3型の液晶画面は、狭額縁設計となっている。狭額縁とは液晶の周囲が狭く設計されたもので、余分なところをそぎ落としたデザインということだ。これにより、他社製品よりひとまわり程度、筐体サイズが小さくなっており、非常にコンパクトな仕上がりだ。
液晶部分は狭額縁設計になっていて、薄い本体サイズを実現している
重量は1.36kgと他機種と同等。この重量は他の同等製品と比較し、決して軽いわけではない。しかし、筐体自体の剛性が非常に高いこともあり、実勢に触ってみてのがっしり感が高く、持ち運びでも簡単に壊れることはなさそうな安心感がある。
カーボンファイバーを使用した本体裏面と、アルミニウムを使用した本体表面の触った感覚は高級感もあり見た目もよく、全体的な性能もUltrabookとしては無難なところで、価格も適正な範囲内になっている。