お金を貯める体質改善ノート/お金を貯める体質改善ノート

貯金生活で「リスクのある投資」にチャレンジ!(2ページ目)

今回は、リスクの伴う攻める投資についてです。投資初心者にはリスクが不安なものですが、投資の基本を知っておけば、ある程度の回避はできます。投資初心者には知っていてほしい、と思うことをあげています。参考にしてみてください。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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ノーロード(販売手数料無料)の投信を選ぼう

貯金生活で「リスクのある投資」を取る

初心者には、変動が少なく、情報を得やすい商品がまずは良いと思います。金融機関の話は参考にし、安全かどうかは自分でもよく検討して!

販売する側にほとんど手間がかからない商品は、コストを抑えられます。投信のコストには販売手数料や信託報酬、信託財産保留額などがありますが、このうちどの投信でも必ず発生するのは、信託報酬(投信の管理にかかる手数料)。信託財産留保額(中途解約手数料のようなもの)は設けられていない投信が多いですし、最近は銀行や証券会社といった販売会社の取り分である販売手数料も無料(ノーロード)の投信が増えました。

インデックスファンドもノーロードが多く、買い手にとっては魅力ですが、金融機関にとってはほとんど旨味がありません。そのため金融機関の窓口に行くと、インデックスファンドを買おうとしてるのに、ほかの商品を勧められることもあるでしょう。

インデックスファンドで分散投資が可能に

TOPIXに連動するインデックスファンドは、初心者に向いているといえます。基本中の基本ですが、リスクを軽減するには分散投資が有効です。もし10万円の余裕資金を、一つの投資対象につぎ込み、その金融商品が値下がりしてしまえば、すぐさま損になります。しかし、10万円で1万円ずつ10種類の金融商品を買えば、一つが値下がりしても一つが値上がりして相殺するという具合に、資産全体の値下がりリスクを軽減できるわけです。

たとえばTOPIX型のインデックスファンドは、いわば東証1部市場全体に投資をするようなものですから、他のインデックスファンドと組み合わせることで分散投資ができる便利な商品だと言えます。前述のようにコストも安いので、投信が値上がりしていざ売ろうというとき、コストのことをあまり意識せずに済むのも初心者に嬉しいポイントでしょう。パソコンやテレビのニュースから情報を得ることができ、値動きもそう激しくないので、ほったらかしがちな人にも良いでしょう。

株と同じように売買できるETFも検討を

インデックスに投資するには、いわゆる投信のほかにETF(上場投資信託)もあります。名前に「投資信託」とついていることからわかる通り、投信の仲間なのですが、株式市場に上場しているので、売買の仕方は株式と同じです。証券会社に口座を持っていれば、株式市場が空いている時間に、即時ETFを買えます。通常の投信は、注文日の翌営業日に約定(取引成立)となるので、この点が少し異なります。これから株もやっていきたいという方なら、同じ口座でETFを取引したほうが便利かもしれません。

ETFもインデックスに連動して動きます。感覚としては、日経平均やTOPIXという名の株を買っているような感じです。株を始めるときにも、ETFから始めてみてもいいかもしれません。簡単に海外の金融商品に分散投資ができたり、手数料が安く買いやすい商品もあります。今回、初めて投資をしてみたいと思った方は、このような商品から検討するとし、徐々に慣れていくといいでしょう。


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