“共依存カップル”は幸せになれない?
共依存カップルが好きなのは、相手ではなく自分自身
でも、「僕のことをかまって!」なんて思っている男性と「私のことをいつも支えて」と言っている女性は“共依存カップル”です。
そういったカップルは、お互いに相手が好きなのではなく、自分のことが好き(=自己愛)なのです。
本当の愛情を持っていたら、相手のためにむしろ手を差し伸べないことが大切なときもあれば、相手が大事なときに、負担にならないように「大丈夫」と言うべきだったりもします。
結局、こういう共依存カップルだと、どこかの時点で、
男性:頼られても応えてあげられない(実力のない)オレ
女性:支えて欲しいのに支えてもらえなくて自信消失になるわたし
になって、破局するパターンは多いです。
なぜなら、
男性:「頼られたい」⇒自分の能力に自信がないことへの裏返し
女性:「大事にされたい」⇒愛情不足によるコンプレックス
が心の奥底にあるからです。
つまり自分の自信のなさを埋める(=自己重要感を高める)ために、相手を利用しているのです。
こういう共依存カップルの場合は、破局をするときも、
「アイツは一人でも生きていける女だから」
「やっぱり女性は大事にしてくれる男性が一番よね」
なんて言いながら、相手のせいにしがちです。
でも実際は、相手うんぬん以上に、“自分自身の問題”なのです。
だから、本当であれば、
男性:「オレに頼ってくれ!」と言う前に、人が頼りたくなるような人になる方が先
女性:「私を大事にして!(愛して)」」という前に、自分がまず自分を愛すること、そして相手を愛することで、自分の内側から愛を増やす
ことが大切なのです。
その結果、自己重要性を満たすために相手を利用するのではなく、相手に与えられる(=本当の愛情を持つ)人になれるのです。