スマートフォンの動作が遅い…?
スマートフォンが遅いと感じたら、やるべきこととは…?
パソコンがそうであるように、スマートフォンも、使い続けていると動作が遅くなったり、不安定になったりすることがあります。そこで今回は、スマートフォンの動作を軽快、かつ安定した状態にする方法をご紹介します。
本体メモリとストレージの空き容量を確保しよう
Androidスマートフォンは、アプリを追加することで、さまざまな機能を持たせることができます。アプリを追加できることが、スマートフォンは多機能だと言われる理由でもあります。しかしアプリをインストールすれば、その分、スマートフォン本体のメモリ(RAM)やストレージ(ROM)を消費します。多くのアプリをインストールして利用できるとはいえ、本体のメモリやストレージには限りがあります。
機種によってことなりますが、本体メモリは512MB~3GBまで、ストレージは8GB~64GBまで、搭載されています。アプリにもよりますが、通常メモリが1GB以上、ストレージが16GB以上あれば、同時に複数のアプリを使用したり、100以上のアプリをインストールしたりしても快適に利用できます。
しかし高画質で大容量データのゲームや、LINEやFacebook、TwitterなどのSNS、動画の撮影など、使い続けるうちにデータが増えて本体メモリやストレージを圧迫するとスマートフォン本体の動作が緩慢になることがあります。
また搭載メモリが十分であっても、あらかじめインストールされているアプリで消費されていて、ユーザーが利用できるメモリが少ない機種もありますので、注意が必要です。
利用できるメモリは、「設定」>「アプリ」>動作中 で確認できます。
また、利用できるストレージは、「設定」>「ストレージ」で確認できます。
スマートフォンの動作に必要な最低メモリ容量が極端に不足した場合は、メモリ不足のアラートが通知バーに表示されます。
本体メモリやストレージは以下の方法で確保できます。
■使わないアプリや容量の大きなアプリを削除する
使わないアプリや、容量の大きなアプリは削除することで、本体メモリの空き容量を確保しましょう。
アプリの容量は、「設定」>「アプリ」>「ダウンロード済み」で確認できます。メニューから「サイズ順」を選べば、サイズの大きなアプリが順番に表示されます。
大きな容量で不必要なアプリを選んで削除しましょう。
■microSDにアプリの一部を待避させる(要Android 2.2以降)
microSDストロット搭載の機種では、SDカード移動に対応したアプリの一部をmicroSDに待避することで、本体メモリの空き容量を確保することができます。特にサイズの大きなゲームなどは、データなどを移動させることでメモリの使用量を1/10以下にできるアプリもあります。
ただし、アプリをmicroSDに待避した場合は、使用中にmicroSDを抜くとアプリが利用できなくなるので、注意してください。
次のページでは、使わないアプリについて。