夫に離婚を切り出すタイミングは?思い付きで離婚を切り出さない
夫に離婚を切り出すタイミング
離婚を決めたら、そのほかの選択肢はなくなって、とにかく「別れて欲しい」「離婚したい」の一点張りになってしまいがちなのは女性ならでは。一度、相手のことを嫌いになったら、気持ちが元に戻ることがあまりないのと似ています。
ところが離婚を切り出す場合、一時的な感情や思い込みだけで突っ走るのは厳禁。離婚を切り出すタイミングを見誤ると、スムーズにいくはずのこともこじれてしまい、自分が損をする可能性もあるからです。
「思い立ったら吉日」ということわざがありますが、離婚を切り出すときはあてはまりません。「よし、別れよう!」と思った日に相手に切り出すのは避けましょう。
手紙やメールで離婚を切り出すのはNG!
そもそも、離婚は相手の同意が得られなければできないもの。ですから、離婚をスムーズに成立させるためには事前の十分な根回しが必要になります。こちらが一方的に宣言しただけでは、相手の同意はまず得られないと思っていていいでしょう。「あなたとはもうやっていけません。離婚してください」という手紙やメールを残して家を出ていく人もいます。その気持ちは理解できなくもありませんが、私はおすすめしていません。なぜなら、離婚が夫婦の合意にもとづくものである以上、話し合いは避けて通れないものだからです。
であれば、少しでも早く気持ちを切り替えられるように、新しい生活のスタートを切る準備を進めたほうが得策でしょう。
別れを告げるXデーは「半年後」を目安に
これまで多くの離婚相談を受けてきた結果からお話しすると、相手に離婚を切り出すタイミングは、「半年」が目安になるでしょう。つまり、離婚を決意した日から半年後に告白のタイミングを設定するようにします。「なぜ、半年もガマンしなくてはいけないの?」と思うかもしれません。ですが、よりスムーズな離婚を成立させるためには、半年間という十分な準備期間が必要になるのです。
離婚を切り出すXデーまでにすべき3つのこと
半年後、離婚を切り出すための準備はしっかりと。その後の幸せに向けて、頑張りましょう!
Xデーを決めた後ですることは大きく分けて3つ、あります。
■もう一度、離婚すべきかを考える
……どうしても離婚したいのか、自分にもう一度、問いかけてみてください。話し合って解決できること、お互いの努力次第で事態が好転することなどが別れたいと思う原因であれば、修復の可能性があるかもしれません。半年後、相手にしっかりと伝えるためにも、ここで自分の考えをよく整理してみましょう。
■スムーズに離婚をするための作戦を練る
……離婚に向けての話し合いは、長引けば長引くほど、お互いにエネルギーを消耗するものです。もしも以下の案件に心当たりがありそうであれば、話し合う前に対策や解決策を練っておく必要があるでしょう。
【事前の対策を準備する必要があるケース】
・お互いの主張が強すぎる場合
・相手が意地になっている場合
・相手が優柔不断な場合
・親や子どもの問題がある場合
■想定問答集を用意する
……もしもXデーに離婚を切り出した場合、相手がどのような反応を見せるのかあらかじめ考えておくのも大切なこと。たとえば、相手に「どうして離婚をしたいのか?」と聞かれたときに、「とにかく別れたい」では相手は納得できません。「こういう理由で離婚したくて、離婚したらお互いにこういうメリットがある」というように、理路整然と建設的な話をしたほうが、話に説得力があるでしょう。「自分がこう言ったら、相手はこう切り返してくるかもしれない。そのときには、こう言おう」というように、想定問答を用意しておくことで、Xデー当日も冷静に話し合うことができるでしょう。
このように、パートナーがいる間だからこそできることはたくさんあります。くれぐれも衝動的ではなく、冷静に計画的に離婚の準備を進めましょう。大切なのは、「幸せになるために別れる」ということ。そのために、Xデーの設定もよりよいタイミングで決めたいものですね。応援しています!
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