個性的な動き方でサーキュレーター効果が高い扇風機
SHARP・3Dファン【PJ-B2CS】※色はホワイトとブラックの2色展開
プラズマクラスターでお馴染みのシャープから発売された扇風機「3Dファン」。扇風機というよりサーキュレーターに近い印象で、夏の節電対策に役立ちそうです。また、送り出される風でプラズマクラスターが部屋中に行きわたり、清潔な空間をつくりだすことができるのも魅力となっています。
真上を向く動きでサーキュレーション効果が高い
扇風機ではお目にかかれない真上を向くポジションで、サーキュレーター効果もバッチリ
最も印象的だったのが、首振りの範囲と角度。上下(上・約90度~下・約10度)、左右(約90度)、3D(上下・左右)の自動首振りに加え、上下左右を組み合わせた立体的な動きができます。注目は「上・約90度」の角度。今まで、扇風機が真上を向く姿はお目にかかったことがないので、非常に新鮮! これなら、床付近の冷気を天井に向けて送ったり、天井付近の暖気を足元に送るなど、エアコンや暖房機などと併用すめことで、部屋の空気を効率良く循環できるでしょう。扇風機としての使い方はもちろん、サーキュレーターとしての効果がしっかり得られるファンだと実感しました。
自然界からヒントを得た羽根形状で、送風効率UP!
「アホウドリ」の翼を応用した羽根は、コンパクトながら遠くまで届く風を生みだします
シャープが得意としている「自然界からのヒント」が、この製品にも採用されています。羽根の形状には、数万キロも飛び続ける「アホウドリ」の翼を応用し送風効率を向上。コンパクトな羽根でも約10mまで届く、直進性の高い風を生み出しています。モーターには、細かな制御ができる「DCモーター」を採用し、風量を8段階に調整して細かな風の変化を実現しています。さらに、送風にゆらぎをプラスすることで自然の風のような心地よさを実現するなど、風の質にもこだわっています。
「DCモーター」採用で省エネと静音性を向上
8段階の風量調整・上下首振り・左右首振り・省エネリズム風など、どの運転モードでも省エネ性はかなり優秀!
風量最小運転で左右首振りなしなら、消費電力なんと1.8W。風量最大運転時(上下・左右首振りあり)でも14Wという低消費電力はなかなか! また、送風にゆらぎをプラスした「省エネリズム風」は、連続風運転よりも約14%電力量を抑えて、さらに省エネです。また、運転音も最小運転時は17dBと静かです。このように「DCモーター」を採用することで、静音性や省エネ性も従来の扇風機より格段に向上しています。
扇風機とサーキュレーターのハーフみたいな印象
同時に動いていると、その動きが何とも可愛らしいく見えてきました
扇風機にも見えるし、サーキュレーターと呼ぶ方がふさわしい感じもするこの製品。コンパクトなサイズと、ちょっと大きい頭を一生懸命振りつつ真上を向く姿が、なんとも可愛らしい印象です。操作パネルやリモコンもシンプルで癖がありません。最近のトレンドであるスタイリッシュな感じはありませんが、ファンらしい安心感のあるデザインは、好感が持てると感じました。
まとめ
価格は2万円強。扇風機とサーキュレーター効果がある上、プラズマクラスターも搭載しているので、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。本体2.4kgという軽さで、持ち運びやすいのも◎。キッチンや洗面所など狭い空間や、クローゼットでの衣類脱臭などにも活躍できそうです。予算はあまりないけれど、夏の節電対策のためにもしっかり空気清浄機循環ができる扇風機が欲しいと言う人に、おすすめしたい一台です。