多彩な運転モードで省エネ&快適
ツインバード・コアンダエア【EF-D949B】
手頃な価格で人気のツインバードから発売された高機能扇風機「コアンダエア」。昨年のモデルより羽根の設計を改良し、風の質を向上しました。デザインも一新され、シックな印象になっています。では、その特徴をご紹介します。
独自の羽根構造でムラの無い風に
中心に羽根が無い独自の設計が、ムラの無い風を生みだします
“内側にハネがない”独自の設計が特徴。軸心に近い部分にハネがないと、周囲のハネから送り出される気流が内側に引き込まれ、ムラのない心地よい直進風が起きるとのこと。風量は20段階から調整可能で、一番弱い「微風」から「強」まで細かく使い分けられます。 実際に5mほど離れた場所で、1~20段階までを試してみると、「微風」ではほぼ風を感じず、5段階目くらいから徐々に風を感じ、20段階ではかなりの強風となりました。これなら、8~10畳くらいの部屋でも、しっかり風が行き渡るでしょう。
多彩な運転モードで使いやすい
リモコンの下が本体操作部分になっていて、すっきり納まります
運転モードがいくつかあるのも面白いポイント。「オート微風」は、22℃~30℃までの温度設定ができ、温度センサーにより扇風機周辺の温度が設定以下になると、風量が自動で微風に切り替わる機能。就寝中など、エアコンをつけたまま寝ても必要以上に風を浴びずにすむので、安心です。「リズム」は、運転と停止を繰り返す間欠運転モード。赤ちゃんのお昼寝など、ずっと風を浴び続けたくない時などに便利です。
基本的な操作は、本体でもリモコンでもできるので使い勝手は良いのですが、風量調整は1段階ずつ押さなくてはならないのがやや不便。風量1~20へ変更することは頻繁にないとは思いますが、調節ボタンを押したまま増減するようになっていると、もっと便利だったと思います。
デザインはさらなるブラッシュアップを期待!
黒・青・シルバーで構成されているデザイン、スタイリッシュなのに高級感が感じにくいのは何故なのか…?
デザインは、黒を基調とした落ち着いた色遣いになっていますが、黒・青・シルバーと3色が混在しているため、いまひとつまとまりがない印象を受けます。特に、羽根の青が目立つのが気になるところ。何となく水回りのイメージを連想させ、高級感を感じにくいのではないでしょうか。羽根を透明にするとか、青を使うなら全体を黒と青だけでまとめるなど、もう少しブラッシュアップを期待したいと思います。
省エネ性と静音性で、通年活用も安心
他の高級機種と同様、高性能モーター(ブラシレスDCモーター)を採用し、静音性と省エネ性を高めています。消費電力は最小3W、1日8時間の使用で 1ヶ月の電気代は約16円。最大消費電力は30Wと、この手の高級扇風機の中では少なくはありませんが、従来の扇風機と同じ風量で比べた場合、およそ半分程度となるとのこと。超微風から、室内の空気を循環させることができるサーキュレーター的な使い方まで、夏も冬も活用できるタイプと言えるでしょう。
まとめ
市場価格は2万円弱と高機能タイプではお手頃価格。細かな風量設定や運転モードなど性能は良く、省エネ性もバッチリなので、投資に見合った満足感は得られるでしょう。デザインの好き嫌いは個人差があるものなので、店頭で実機を確認して頂くことをおすすめします。