浪費を防ぐポイントは「脱:クレジット」
ネットでの買い物も、きちんと「消費」「浪費」「投資」を考えて。無計画な利用は、単なる浪費になってしまいます。上手に、楽しくネットショッピングライフを送りましょう。
家計管理をきっちりできていない人がカードを利用するのは、分不相応ともいえます。クレジットカードを作ったばかりの新社会人などは、まさに利用方法を十分に検討していかないと、痛い目を見ます。
クレジットカードが浪費の原因となることは火を見るよりも明らかですから、お金の使い方が上手になるまでは、封印しておくことが望ましいでしょう。これを実践して格段に浪費を減らせた例は少なくありません。
ネットショッピングでもいつもの家計管理方式を!
浪費せずして上手にネットショッピングをするには、次に挙げる3つの心得を胸に刻んでください。<1> ネットショッピングも普段の買い物と同様、消費、浪費、投資のどれなのかを意識する。
<2> トクだと感じても、送料も考えたときに本当にトクかどうか、冷静になって考えてみる。
<3> 「迷ったら買わない」をルールにする。
2番目と3番目は、ごく当たり前のこと。やはり最も重要なのは、1番目の心得です。
ポチッと購入ボタンを押す前に、「この買い物は消費? 投資? それとも浪費?」「本当に必要?」「必要なものでないとしたら、買って後で後悔しないか?」「毎月使ってもいい“浪費”の範囲内に収まるのか?」。こういったことをよく考えて購入するかどうかを決めましょう。
実際お財布からお金を払うときは、「今買って後悔しないか、本当に必要か」を考えて支払うはず。これはネットショッピングであっても同じなのです。
必要なものとムダなものは分けて買おう
あと1つ、浪費を防ぐコツがあるとしたら、“生活上必要なものと、娯楽の要素を持ったものとをいっしょに買わない”こと。たとえば、ネットスーパーでお米を注文するとき、ついでに余計なお菓子を買うのは浪費と考えタブーとします。消費なら消費、浪費なら浪費だけの領収書になるように、区別をつけて買い物をしましょう。送料無料を目的とした“ついで買い”が増えがちなネットショッピングでは、“必要”と“ムダ”をきっちり分けることが重要。このルールを守れば、確実にムダ買いを減らせます。
ルールに従うと、米とお菓子は分けて買わなければなりません。重たい米はネットで買う必然性がありますが、どこでも買えるお菓子を、わざわざ単体でネットで購入しますか?
この時点で、多くの人は「やっぱりいいや」と思うはず。結果としてムダ買いを防止できるわけです。買い物の仕方としてはかなり面倒かもしれませんが、確実に浪費を減らすことはできるのです。
ポイントは家計のルールにのっとった買い物で貯めるようにし、そのポイントを生かして有効的な買い物をする、必要な買い物をして送料無料にし、ならなければ時間を作って近所のスーパーに買いに行く。こういうことができれば、ネットショッピングとも上手に付き合っていくことができると思いますよ。せっかくの便利なシステムですから、上手にお付き合いしましょう!