注文住宅/家づくり物語 実例を通して

工事の流れと施主のつぶやき/M邸・第7回(4ページ目)

間取りが決まると、次に実施設計、そしていよいよ工事が始まります。地縄張り、基礎工事、上棟式、木工事、サッシ・設備機器取付け工事などなど。今回は現場でのチェックポイントを解説すると共に、実際に現場を見た施主のつぶやきを紹介します!

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


4.サッシ取付け工事

屋根工事が終わるとサッシの取付け工事が始まります。サッシが入ると室内の広さがつかめてきます。また光の入り方も確認できます。

【施主のつぶやき】
複層ガラスでしっかりしていますね。開け閉めに重いかなと思っていたけど意外と軽いので安心しました。今住んでいる社宅がシングルガラスで結露がひどかったので、今度はかなりよくなる気がしてうれしいです。


.木工事完了

職人さんの中で1番長く現場で働くのが大工さんです。軸組から始まって室内の床、壁、天井の下地工事までが仕事範囲です。上棟式から約2ヶ月です。仕上がり具合いの説明をうけると良いでしょう。

【施主のつぶやき】
ひとつひとつていねいにつくっていく様子がわかりとても安心して見ていました。2階にキッチンを設けたので荷物を持って毎日上り下りすることになるので階段の寸法が気になっていたのですが、幅も広く、上り下りも楽そうなのでホッとしました。これからの仕上がりが楽しみで毎日現場に顔を出したいくらいです。

【建築家のコメント】
木工事まではどちらかといえば現場監督とのやりとりで構造的な納まりや週間工程の確認が多いものです。木工事が終わると仕上げに入るので施主との確認・打合せが始まります。もちろん内装の仕様は木工事の始まる前に色や品番は決めておかなければなりません。


6.設備機器取付け工事

あらかじめ選んだ機種に応じて給排水の位置やサイズで施工しています。現場では念のため品番や色の確認をするとよいでしょう。

【施主のつぶやき】
洗面・脱衣室は暗くなるかなと思い、化粧台の色を白にして正解でした。お風呂もユニットバスにしたけどあたたかそう。2階に途中からトイレを設けたのがよかったわ。


現場の流れはこのようになります。
第8回では工事期間中の書類のやりとり、追加変更、不具合などのやりとり、その他工事関係者などのコメントを紹介します。


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