花婿だって楽しみたい! 流行の「イケ婿」って?
イケメン、イクメン、イケダンの次は“イケ婿”登場――!?“結婚式の主役は花嫁”。そんな認識が強かった従来は、結婚準備のほとんどを花嫁まかせにする新郎も少なくありませんでした。しかし、そんな新郎はもはや時代遅れ!? 最近では、花嫁と共に結婚準備に積極的に参加、イベントを盛り上げることに専念する“イケ婿”が増加中なのだそう。
リクルートブライダル総研の鈴木さんによると、
「ここ数年来、結婚式に対する考え方は、『もう一度周りの人たちと絆を見つめ合う場』に。そのため、“新婦がもっとも輝く時間”から、“家族や周りの人たちとの絆を再確認する時間”へと意識が変わってきており、男性側も積極的に結婚式の準備に参加するようになってきました」
結婚式場の決定に関与したり、イベントや演出にこだわって自ら参加するというイケてる花婿=“イケ婿”。以前、市川海老蔵さんが、新婦のために海外で宝石採掘をして話題になったのは記憶に新しいところ。もちろん、一般の人にはあれほど壮大でお金をかけた演出は難しいですが、アイデアを絞ってサプライズを仕掛ける人は少なくないのだといいます。
「披露宴で公開プロポーズをするなど、これまでよりも手をかけたオリジナル要素の強いサプライズイベントで披露宴を盛り上げようとする新郎は増えていますね」(鈴木さん)
『イケ婿』は夫婦円満のカギ!?
また、興味深いのが、“イケ婿”と結婚生活の関係性を示したこんなデータ――。昨年11月に『ゼクシィ』が行なった「結婚にまつわる新郎の行動と夫婦満足度アンケート」によると、「夫が“イケ婿”だった夫婦ほど、夫婦満足度が高い」との結果が出ています。夫婦関係に「満足している」妻の8割以上が「夫は結婚準備に積極的だった」と回答。ちなみに、“イケ婿”が結婚式で行なった演出の上位は、「一緒に手作りのアイテムを作った」「新婦へ手紙を読んだ(送った)」「演出に積極的に参加した」「ウェルカムスピーチをした」といったもの。
結婚式は夫婦の初めての共同作業。そこで彼が見せる協力体制やコミュニケーションの姿勢は、そのまま結婚生活へと引き継がれていく傾向が強いようです。しかし、仮にパートナーが“イケ婿”要素が薄くても、諦めるのはまだ早い!「2人で行う共同作業は楽しい」と思わせるように持っていくのもひとつの手です。
ハッピーな結婚生活へとスムーズに駒を進めるためには、“イケ婿”に育てる手という発想もアリかもしれませんよ。
<出典>
結婚にまつわる新郎の行動と夫婦満足度アンケート(ゼクシィ調べ)
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取材・文/西尾英子 監修/山口京子(ファイナンシャル・プランナー) イラスト/本山浩子