ゴンドラ、スモーク、お色直し4回!? ド派手なバブル婚

結婚式の演出は、さながら時代を映す鏡のよう。

感謝の気持ちを伝え、周りの人たちとの絆を深めたいという意識が強まっている

感謝の気持ちを伝え、周りの人たちとの絆を深めたいという意識が強まっている

華やかなりしバブルの頃は、ゴンドラに乗った2人がスモークの中を降りてきたり、新婦がファッションショーのごとく3~4回のお色直しを繰り返したりと、非日常的ともいえるド派手演出が女性たちの羨望の的になっていたことも。しかし感謝の気持ちを伝え、周りの人たちとの絆を深めたいという意識が強まっている昨今では、式の中で親やゲストとの関係をあらためて確認しあうようなイベントに人気が集まっているようです。例えば、「親からベールダウンをしてもらう」「生い立ち紹介などを映像演出で行なう」「入退場の際、親・親族・知人にエスコートしてもらう」といったものが人気の上位に並びます。

さらには、こんな演出も……。
「新郎新婦の両親を含めた6人でケーキカットを行なったり、新婦だけではなく、新郎も親への感謝の手紙を読み上げるといった光景も珍しくありません。それだけ結婚式が“つながりを深める場”として考えられているということでしょう」(リクルートブライダル総研・鈴木さん)

北海道の平均総額は首都圏の半額! そのワケは……?

地域性が表れるのも結婚式の特色。なかでもユニークなのが北海道です。

地域性が表れるのも結婚式の特色

地域性が表れるのも結婚式の特色
 

ご祝儀制の披露宴ではなく、各自1.5万円程度の会費制パーティを行うのが一般的なため、かかる費用は平均総額173.2万円と、首都圏の約半額!次いで平均総額が低い関西地域が309万円ですから、その差は歴然です。“伝統にとらわれず合理的”とも言われる北海道の道民性にマッチしたウエディングスタイルといえるのかもしれません。ゲストの平均人数も九州地区の98.6人に続き、88.9人(全国2位。首都圏は69.2人)と多め。九州地区の人数が多いのは、「近所の方々を呼ぶことが多いためだと考えられます」と鈴木さん。

ちなみに、豪華絢爛な結婚式というイメージが先立つ“名古屋”の平均総額は、336.9万円と、実は平均とほとんど変わらない額であることが判明。花嫁道具にお金をかける風習もいまだあるものの、昔ほどではないようです。しかし、親の援助額を見てみると、全国トップの富山・石川・福井地区の246.3万円に次いで2位(首都圏の平均援助額は196.9万円)。やはり、結婚式に対して“親が負担するもの”という意識は根強いよう。

<出典>
*結婚トレンド調査2011首都圏『ゼクシィ』(リクルート発行)調べ

次のページは、新婚生活をスタートさせるにはいくら必要?です。

取材・文/西尾英子 監修/山口京子(ファイナンシャル・プランナー) イラスト/本山浩子


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。