ご祝儀の平均総額は224.5万円!
365.7万円という結婚平均総額を目の当たりし、思わず自分の通帳を開いて大きなため息をついた人もいることでしょう。しかし、結婚式のお金は、ふたりの負担がすべてではありません。ゲストからもらえる「ご祝儀」も、重要な資金源のひとつ。つまり、2人の貯蓄+ゲストからのご祝儀、そこに親からの援助を合算した金額が、結婚資金というワケです。結婚トレンド調査2011『ゼクシィ』(リクルート発行)調べによると、90%の人がご祝儀制のパーティを行なっており、ご祝儀の平均額は224.5万円。つまり、結婚総額の約60%がご祝儀でまかなえるということになります。「少しホッとした」という人もいるでしょうか。
ご祝儀の総額で最も多かったのは「200~250万円未満」で25%。次いで「250~300万円未満」が19%で、「150~200万円未満」の16%と続きます。地域によっても相場に違いがあり、最も高額なのは九州の281.5万円で「500万円以上」と答えた人が5%も! ただし、ゲストの数が最も多い地域のため、人数がそのまま金額に反映されている様子。逆に、会費制が主流の北海道では、91.7万円と控えめな金額に。
友人3万円、親族5.8万円が平均額
また、招待客別で見ると、1人あたりのご祝儀額は、友人3万円、親族5.8万円、恩師が3.8万円が平均額となっています。当然、ゲストが多ければご祝儀の総額も増えますが、正直なところ、もらってみないと実際いくら位になるのか、正確なところは分からないのが現実。想像よりも少なかった……ということも十分有りうること。あてにしすぎず、おおまかな計算の基準として考えておきましょう。
<出典>
*結婚トレンド調査2011『ゼクシィ』(リクルート発行)調べ
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取材・文/西尾英子 監修/山口京子(ファイナンシャル・プランナー) イラスト/本山浩子