結婚のお金ガイド/結婚のお金はいくらかかる? どう貯める?

結婚前にお金の話はどれくらいしておくべき?

お金のハナシはなんとなく切り出しにくいもの。ですが、結婚を決めた2人なら、避けて通れない大事なコト。何を話し、何を決めればいい? ポイントを伝授します。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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幸せなカップルになる秘訣の第1位は「お金の管理上手」

“生まれ育った環境が異なる2人が生活を共にする”ということは、想像以上に大変なこと。愛があればすべて乗り越えられる……? 悲しいかな、それは幻想に過ぎません。特に「お金」に対する価値観や意見の違いが平行線をたどると、そこから亀裂が生まれ、いざこざを招く元に――。

夫婦といえども、もとは赤の他人。まったく同じ価値観を共有することは不可能ですが、相手の価値観を知り、できるだけ互いに納得できるようなルールを決めておくことがスムーズな結婚生活を送るコツ。

ファイナンシャルプランナーの山口さんも、「幸せなカップルになる秘訣は、お金の管理ができること」と、断言します。

「ビザ・ワールドワイドが20歳から34歳の男女600人に対して行った調査によると、結婚相手に求める条件の1位は、顔や年収ではなく、男女ともに「お金の管理ができる人」でした。つまり、これからの時代はお互いお金の管理がしっかりできるカップルになれることが幸せに過ごせるカギになるということです」

同様に、リクルートブライダル総研の『夫婦関係調査2011』でも、「結婚前に「お金」と「役割分担」について“よく話した”と解答したカップルほど、夫婦の満足度が高い」という結果が出ています。

夫婦のマネールールを作って歩調を合わせること

切り出しにくいからと、うやむやにしがちなお金のハナシですが、その価値観をできるだけすり合わせおくことで、結婚生活はスムーズでハッピーなものになるはずです。 主婦としての先輩でもある山口さんが、自身の経験も踏まえてこんなアドバイスを。

「結婚当初の我が家の手取りは20万円台。年収200万円カップルだったため、生活はかなり切り詰めていましたが、“パンは100円以下で買って冷凍する”など、夫婦でマネールールを作って実践していました。節約をして切り詰めたお金で月に1回の飲みに行ったり、ご褒美を設定して、やりくりを楽しんでいましたね」

2人が納得できるマネールールで生活できれば、お金の衝突を避けられるだけでなく、夫婦の絆を深めることにもつながるのです。

<出典>
夫婦関係調査2011(リクルートブライダル総研調べ)

次のページは、結婚式のお金のかけ方&費用を節約するには?です。

取材・文/西尾英子 監修/山口京子(ファイナンシャル・プランナー) イラスト/本山浩子


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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