■トヨタホームをより良く理解するためのポイント
- 工場見学会
- 体感型施設「トヨタホームハウジングタウン」
- スマートコミュニティ
自動車の安全性追求のノウハウが住宅工場に
トヨタホームは現在、春日井事業所(愛知県春日井市)と山梨事業所(山梨県南アルプス市)の二ヵ所の工場を有しています。これらにの特徴は、トヨタ自動車グループの生産システムの影響を強く受けているということです。自動車に求められる安全性や信頼性は、常に危険と隣り合わせであることから高い水準でなければいけません。工場で生産されるのは住宅ユニットですが、その発想がトヨタホームの工場でも息づいているというわけです。
こうした背景は他の工業化(プレハブ)住宅と比べても独特かつハイレベル。そうした点をまず工場見学会に参加して確認することが、トヨタホームの住まいづくりをより理解する上での第一のステップとなります。
さらにトヨタホームでは、体験しながら住宅づくりの重要なポイントを理解してもらうための施設「トヨタホームハウジングタウン」を設けています。これは現在、お膝元の名古屋や横浜、福岡など全国に五ヵ所配置されています。
このうち「アトリスプラザ横浜」(横浜市港北区)はショッピングセンター内にあり利便性の高い立地の場所にあります。主力の鉄骨系ユニット住宅の構造体の展示や、断熱性や防犯性に関する展示など盛りだくさんの内容。地震体験のコーナーなども用意されています。このような施設で、より詳しくトヨタホームの取り組みを体感するのも重要なポイントになるでしょう。
全国に拡大する「スマートコミュニティ」
ところで、トヨタホームの近年の事業の特徴に街づくり(分譲住宅事業)に積極的に取り組んでいることがあげられます。特に、同じグループのミサワホームと強調するなど、大手ハウスメーカーの中でも先導的な役割を担うようになりました。その姿勢は、普及が進みつつあるスマートハウスの分野でも同様です。スマートハウスが集まった街「スマートコミュニティ」の開発にも着手し、その動向が広く注目されるようになってきました。
具体的には、既にお膝元の愛知県で「スマートコミュニティ豊田東山」「スマートコミュニティ豊田高橋」という二つのプロジェクトが進行中で、すでに分譲販売もスタートしています。このような分譲地を見学することで、まだまだなじみの薄いスマートハウスの世界を理解できるようになるはずです。
この二ヵ所のプロジェクトでは、太陽光発電システムと蓄電池の連携や、電気自動車もしくはプラグインハイブリッド車の充電設備なども完備されているからです。また、宅地全体の環境整備、例えば緑化などもトヨタホームの分譲地は高いレベルにあります。
トヨタホームでは「スマートコミュニティ」の開発を今後は全国に拡大する方針。注文住宅で住まいを検討されている方にとっても、良質な街づくりの事例を見学されることは、今後の住まいづくりにとって有益ですから、お近くで分譲が行われる場合はぜひ訪れてみてください。
■トヨタホームのほかの記事も読む
〈特徴〉 自動車技術が支える信頼の住まいづくり
〈耐震〉 耐震性にも自動車のノウハウが生きる
〈環境〉 自動車技術でスマートハウスをリード
〈商品〉 子育て提案「ママハピ」など提案力向上
〈見どころ〉 スマートハウスによる街づくりも進行中(本記事)