動き方の違いを知る
集じん力以上に掃除の仕上がりを左右するのが、掃除機自体の動き方です。お掃除ロボット自体が部屋の隅々まで入り込んで行かなければ、いくら集じん力が高くてもホコリを吸うことはできません。直線でも曲線でも、隅々まで動くことが一番重要になるのは、皆さんもお分かり頂けるかと思います。効率の良さやスピードを強化している機種も増えていますが、家具や家電をはじめ、物が多い現実の生活空間でお掃除ロボットが障害物に当たらず、真っ直ぐすいすい動ける家庭は少ないのではないでしょうか?そういう意味でも、ガイドは「早いこと=掃除能力が高い」ではないと考えています。掃除時間や効率的な動きではなく、あくまで「空間を漏れなく動くか?」で判断することをおすすめします。そこで、確認しておきたいポイントは大きく2つ。(1)障害物を判断する能力
人工知能やセンサーにより様々な状況を判断します(※参考:アイロボット・ルンバ)
(2)空間を把握する能力
障害物を避けられても、部屋の半分でホームベースに戻ってきてしまってはいけません。スタート直後に、部屋の大きさがどの程度なのか、また、部屋の形状がどうなっているのかなど、ある程度センシングできるタイプの方が、掃除の精度はあがるでしょう。空間を把握する技術は、天面にカメラを搭載しているタイプや、レーザーで空間のサイズを測るタイプなど、メーカーにより様々です。最近は移動しながら自分の位置を認識し地図を作成するマッピングタイプが増えています。いずれにしても、かなり高度なセンサーや人工知能が必要になりますので、この能力は高額機種(5万円以上)に搭載されていると考えてください。
設置スペースを確保する
充電器を兼ねたホームベースで常に充電しておくのが一般的な使い方(※参考:マミロボット)
続けて「お掃除ロボットのメーカー別特徴」もご覧ください>>