【プラン1】
シングル男性・25歳。無保険で安く保険を確保したい
シングルの間は、男女とも、その人が死亡して生活に困る扶養家族はいないことが多いので、死亡保障の必要性はさほど高くありません。でも、若くても病気・ケガで入院する可能性はゼロではありませんし、若いうちはまだ貯蓄も少ないはずなので、医療保障は確保しておきたいもの。また、今後30代になると若い頃よりも病気にかかる可能性が高くなります。いったん病気にかかると保険に入りづらくなるので、若い頃に一生安心な終身医療保険に入って備えておきたいもの。
医療保障を確保するには、医療保障に特化した医療保険を利用するのが適しています。保障期間のタイプは死亡するまで保障のある終身型がオススメ。保障額は、とりあえず、入院日額5000円でいいでしょう。入院と手術、先進医療の保障というシンプルな内容なら、終身型でも、保険料は安くてすみます。20代半ばなら、保険料は月1000円台です。
【プラン2】
専業主婦・30歳。子どもが生まれたばかりで最低限の保障を確保したい
幼い子どものいる母親には、イザというときに、子どもの養育費を確保するための死亡保障と、自分が入院したときの医療保障が必要です。死亡保障は、子どもが成長すると保障は必要なくなるので、定期保険を利用します。保険金額は1000万円くらいでいいでしょう。保障期間は、子ども自身が自分の身のまわりのことができるようになるまででいいので、10年から15年です。10年満期・15年満期の定期保険を利用するか、1年ごとに保障額の見直しができる1年満期を利用します。このプランも、保険料は月1000円台です。
医療保障は、入院日額は5000円前後を目安に用意します。医療保障に特化した共済を利用してもいいでしょう。 こちらも保険料は月1000円台ですみます。
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取材・文/小川千尋(ファイナンシャル・プランナー)