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定期巡回・随時対応サービスの内容・利用条件・メリットとデメリット

【介護アドバイザーが解説】1日数回の定期的な訪問介護や、夜間や緊急時に訪問介護や訪問看護を積極的に利用したい人にとても便利な「定期巡回・随時対応サービス」。従来の訪問介護や訪問看護と比べ、1日の利用回数や頻度、サービスの長さなどについて柔軟性のあるプランを作成できます。サービスのメリット、デメリット、費用の目安、対象者、申し込み法について解説します。

横井 孝治

執筆者:横井 孝治

介護・販促プロモーションガイド

定期巡回・随時訪問サービスとは……内容のポイント・概要

定期巡回・随時訪問サービスとは

定期巡回・随時訪問サービスでは、訪問介護、訪問看護のサービスを必要なときに受けることができます


定期巡回・随時訪問サービスは、正式には「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」と言い、次のようなサービスを受けることができます。
  • 1日複数回の定期訪問による訪問介護(生活援助・身体介護)
  • 定期訪問による訪問看護
  • 緊急時などの訪問介護、訪問看護
  • 24時間365日対応可能な連絡窓口

提供されるサービス内容は、ケアマネジャーなどによるアセスメント(現状の評価)によって判断されることになっており、従来の訪問介護や訪問看護と比べ、1日の利用回数や頻度、1回あたりのサービスの長さなどについて柔軟性のあるプランを作成してもらうことが可能です。

1つの事業所が訪問介護と訪問看護をまとめて提供する「一体型」と、複数の事業所が密接な連携をはかりつつサービスを提供する「連携型」の2種類があり、個人負担額はやや異なります。
 

定期巡回・随時訪問サービスのメリット

定期巡回・随時訪問サービスには、さまざまなメリットがあります。1日数回の定期的な訪問介護や、夜間や緊急時の訪問介護、訪問看護を積極的に利用したい人は、このサービスを使うことを検討してはいかがでしょうか。

定期巡回・随時訪問サービスのメリットは、主に次の通りです。
  • 「夜間に10分間の見守り」など、要介護者の状態に合わせた細かな介護を行ってもらえる
  • 24時間365日、緊急時に連絡できる窓口があり、サービスを提供してもらえる
  • 1カ月あたりの利用料が定額なので安心 
     

定期巡回・随時訪問サービスのデメリット・問題点

多くの長所を持つ定期巡回・随時訪問サービスですが、デメリットもあります。

定期巡回・随時訪問サービスのデメリットは、主に次の通りです。
  • 1カ月あたりの利用料が定額なので、サービスをあまり利用しない場合は割高感がある
  • 訪問介護と訪問看護の両方を利用すると、介護保険の支給限度額の大半を使ってしまうことになり、他の介護保険サービスを利用する際に自費扱いになりやすい

定期巡回・随時対応サービスの対象者

要介護1以上
 

定期巡回・随時対応サービスの費用の目安

下記の自己負担額は、すべて負担割合が1割の場合。負担割合が2割、3割の人の場合は、それぞれ2倍、3倍の金額が自己負担額となります。

■一体型の場合(訪問介護と訪問看護を同じ事業者が提供)
[訪問介護のみを利用する場合]
  • 要介護1……54,460円/月(自己負担額:5,446円/月)
  • 要介護2……97,200円/月(自己負担額:9,720円/月)
  • 要介護3……161,400円/月(自己負担額:16,140円/月)
  • 要介護4……204,170円/月(自己負担額:20,417円/月)
  • 要介護5……246,920円/月(自己負担額:24,692円/月)
※食事代、おむつ代などは別途必要。
※上記以外にも、事業所の体制などによって個人負担額が加算される場合があります。
※デイサービスなど通所系サービスを利用した場合は、その日数分だけ要介護度に応じて減額されます。
※ショートステイなど短期入所系サービスを利用した場合、宿泊した日数分だけ減額されます(月額から日割り計算した1日分相当額)。

[訪問介護・訪問看護の両方を利用する場合]
  • 要介護1……79,460円/月(自己負担額:7,946円/月)
  • 要介護2……124,130円/月(自己負担額:12,413円/月)
  • 要介護3……189,480円/月(自己負担額:18,948円/月)
  • 要介護4……233,580円/月(自己負担額:23,358円/月)
  • 要介護5……282,980円/月(自己負担額:28,298円/月)
※食事代、おむつ代などは別途必要。
※上記以外にも、事業所の体制などによって個人負担額が加算される場合があります。
※デイサービスなど通所系サービスを利用した場合は、その日数分だけ要介護度に応じて減額されます。
※ショートステイなど短期入所系サービスを利用した場合、宿泊した日数分だけ減額されます(月額から日割り計算した1日分相当額)。
※2024年6月から訪問看護費の改定により上記の料金となる。

■連携型の場合(訪問介護と訪問看護を別の事業者が提供)
[訪問介護のみを利用する場合]
  • 要介護1……54,460円/月(自己負担額:5,446円/月)
  • 要介護2……97,200円/月(自己負担額:9,720円/月)
  • 要介護3……161,400円/月(自己負担額:16,140円/月)
  • 要介護4……204,170円/月(自己負担額:20,417円/月)
  • 要介護5……246,920円/月(自己負担額:24,692円/月)
※食事代、おむつ代などは別途必要。
※上記以外にも、事業所の体制などによって個人負担額が加算される場合があります。
※デイサービスなど通所系サービスを利用した場合は、その日数分だけ要介護度に応じて減額されます。
※ショートステイなど短期入所系サービスを利用した場合、宿泊した日数分だけ減額されます(月額から日割り計算した1日分相当額)。

[訪問介護・訪問看護の両方を利用する場合]
  • 要介護1……84,070円/月(自己負担額:8,407円/月)
  • 要介護2……126,810円/月(自己負担額:12,681円/月)
  • 要介護3……191,010円/月(自己負担額:19,101円/月)
  • 要介護4……233,780円/月(自己負担額:23,378円/月)
  • 要介護5……276,530円/月(自己負担額:27,653円/月)
※食事代、おむつ代などは別途必要。
※上記以外にも、事業所の体制などによって個人負担額が加算される場合があります。
※デイサービスなど通所系サービスを利用した場合は、その日数分だけ要介護度に応じて減額されます。
※ショートステイなど短期入所系サービスを利用した場合、宿泊した日数分だけ減額されます(月額から日割り計算した1日分相当額)。
※2024年6月から訪問看護費の改定により上記の料金となる。
 

定期巡回・随時対応サービスを利用したい時の申込先

主治医に相談のうえ必要と判断されたら、ケアマネジャーに相談してケアプランを作成してもらう。
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