積水ハウスをよりよく理解するためのポイント
- 体験学習施設「住まいの夢工場」
- 住まいづくり体験施設「納得工房」
- 住まいの参観日&まちなみ参観日
例えばその一つ、最大級の規模である関東工場の「夢工場」について見てみましょう。その光景は、まるで専用の住宅展示場と呼べるもの。敷地内に20棟のモデルハウスが建設され、それぞれに構造や地震対策、環境、防犯など様々なテーマが設定されています。
特徴は、住宅展示場で十分に知ることができない細かな技術や取り組み、その考え方を確認できる点。構造だけでも鉄骨軸組構造と重量鉄骨構造、木造住宅(シャーウッド)と3種類もあるわけですから、それぞれの構造にどのような特徴があるのかを確認できる施設が必要となるのです。
また「グリーンファースト」など環境に優しい住まいづくりにも定評がある積水ハウス。「エコ」という切り口だけでも様々な引き出しがあり、気密断熱性といった基本から、省エネ照明の代表格LEDなど、事細かな取り組みについても知ることができます。
小難しい説明だけではなく、実物の素材を使った実験やユーモアを交えた説明などで、楽しみながら住まいづくりで重視すべきポイントを学べる点も夢工場ならではです。もちろん、工場の生産ラインの見学も可能ですから、夢工場と合わせて、積水ハウスの住まいづくりの全貌が理解できるというわけです。丸一日かけても回りきれないくらいです。
実物件で確認できる「住まいの参観日」&「まちなみ参観日」
積水ハウスにはもう一ヵ所、特徴的な住まいづくりの体験施設「納得工房」(京都府木津川市)があります。ここは同社の総合住宅研究所内にあり、住宅の博物館といった感じの施設。同社の特徴はもちろんですが、住宅の本当に基本的な部分を学べる場所。「住ムフムラボ」内部の様子。無料で住まいや暮らしについてのヒントを得られる場所だ。ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンとの共創プログラム「対話のある家」も体験(有料)できる(クリックすると拡大します)
ところで、様々なハウスメーカーが多種多様なイベントを行っていますが、積水ハウスの場合は大きく二つ、「住まいの参観日」と「まちなみ参観日」というイベントを用意しています。春と秋の住宅商戦が活発になる時期に開催されています。
「住まいの参観日」は戸建て住宅や賃貸住宅、マンションを含めた同社最大の見学会。モデルハウスのほか、前述した夢工場、さらには完成物件や工事中の物件も含め展開されます。全国各地で行われますから、お近くのイベント会場に気軽に立ち寄っても大丈夫。
「まちなみ参観日」は、街づくり事業(分譲住宅事業)のイベント。積水ハウスは、大手ハウスメーカーの中でも街づくりに積極的に取り組んでおり、特に優良な分譲住宅の供給で高い評価を受けています。注文設計で住宅を取得したいという方にも、様々なアイデアを得たり価格についてのイメージを知るいい機会となります。
「夢工場」などの施設やこのようなイベントを行うことで、消費者が納得ずくで住まいづくりにのぞめるように配慮しているのですが、その充実度と徹底ぶりにこそ積水ハウスの企業姿勢やすごさが表れていると思います。
このほか2013年4月には、大阪駅に隣接する総合商業施設「グランフロント大阪」内に「住ムフムラボ」がオープン。これは暮らしの気付きの場。積水ハウスを検討していない人でも自由に利用できる施設ですから、純粋に暮らしや住まいに関心のある方は是非、行ってみられるといいでしょう。
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