高倍率が続く難関校、人気急上昇中の注目校
人気校は相変わらずの高倍率
女子も難関校に攻めの姿勢が見られたそうで、好調な大学進学実績を持つ桜蔭と鴎友学園が人気に。さらに、安定して二桁の東大合格者を輩出している豊島岡女子も高倍率でした。女子校の難易度は、校風やブランド力などによるところがありましたが、女性の社会進出が進み大学進学率も高くなった近年では、大学進学実績が大きく影響するようになったそうです。
例年、高倍率で激戦となる大学付属校ですが、今年は異変が。慶應3校と早稲田学院、実業の2校は応募者が減少しました。不況に加えて、震災の経験から通学時間が重要な要素になり、遠方からも応募者が多い早慶付属・係属校にも影響が出たと考えられています。同様に、明大明治、青山学院、立教女学院、中央大学付属、法政大学中なども応募者が減少しました。
全体が減少ムードの中、大注目されたのが中央大学横浜山手。今年から男子の募集を開始し、約60%が中央大学に行けるという点で人気が集まったようです。
来年以降の注目株は何と言っても公立中高一貫校。今年も、小学6年生の10人に1人以上が出願したといわれる人気ぶりですが、昨年1期生が東大5名合格などの成績を残した白鴎高等学校附属中学校に続き、今年は4校の大学進学実績が出るため、その結果次第では人気が上昇する可能性があります。
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