純正イヤホンからのグレードアップに最適! ソニー「XBA-1SL」
ウォークマンやiPhoneなどのモバイルアイテムで、音楽を聴いていらっしゃる皆さんに伺います。イヤホンは何をお使いでしょうか? 本体付属のイヤホンを使ってるよ、という方も多いでしょう。しかし、多くの付属イヤホンはコスト優先のオマケ品に過ぎません。実売価格5000円前後のイヤホンと交換するだけで、音質が驚くほど向上しますから、ぜひ追加購入をお勧めします。その5000円台の高音質入門用イヤホンのなかで、いま大きな話題を集めているのが、ソニーの「XBA-1SL」です。実売5500円前後の手軽な価格なのに素晴らしいサウンドを聴かせてくれると大絶賛なのですが、じつはこのモデル、耳の穴にイヤーピースをグッと差し込んで使う“カナル型”最新シリーズの中で、もっとも安価なモデルなのです。
純正イヤホンからの乗り換えを考えているなら、まずおすすめしたいのが、このソニーの「XBA-1SL」です
このXBA-SLシリーズには、発音体として「バランスド・アーマチュア型」ドライバーユニットが採用されています。この方式は小型ながらキリッと締まった解像度の高い音を出せるのが特徴。パーツメーカーからユニット自体を調達するメーカーも多い中、自社の技術で、イチから設計製造を手掛けることで、ソニーが目指す音作りにとって理想にもっとも近い特性が得られたそうです。
XBA-1SLは、このバランスド・アーマチュア型ドライバーユニットを1個内蔵。1個のユニットで低音から高音まで再生する“フルレンジ”ユニットですから、音全体にまとまりがあるのが特徴です。
バランスド・アーマチュア型ドライバーユニットを1個内蔵している
XBA-1SLは、このバランスド・アーマチュア型ユニットの特性を活かした、コンパクトで軽くフィット感の高いイヤホンに仕上がっています。耳孔をピッタリふさぐカナル型なのに加え、遮音性を高める構造が採用され、周囲の騒音を遮断する能力や音漏れ防止性能に優れています。公共の場所でもクッキリしたサウンドが聴けますし、周囲の人に迷惑をかける心配も少ないので、いつも音楽と一緒にいたい人にはピッタリのイヤホンと言えるでしょう。
なお、XBA-SLシリーズには、コードの途中にマイクとリモコンが装備された「XBA-IP」シリーズという姉妹シリーズがあります。iPhoneでのハンズフリー通話や、iPod/iPhoneのリモコン操作が可能ですので、対応機種をお使いでしたらこちらを選んでおきましょう。イヤホン本体の構成や音作りは、XBA-SLシリーズと変わらないので、周囲がうるさい場所で通話する機会が多い人なら、遮音性の高さが最大限に活かされます。
次のページでは、「XBA-1SL」の音について解説します。