青がアクセントとなる6000系の外観
6000系の大枠はJR205系と変わらない。1号車の屋根に付いているパンタグラフは、菱形のものからシングルアーム状のものに変更され、2基設置された。1基は冬期に架線に付着する霜取り用などに使用するので、通常は1基のみ上げて走行する。205系は、ステンレスの地肌そのままで、路線のカラーのみ帯で表現してアクセントとなっていた(この205系のストライプは、黄緑<山手線時代>、赤<京葉線時代>と使用線区によって塗り変えられてきた)。ところが、6000系では、ドアを青く塗り、ラインカラーの青帯以外にも、青のロゴやFCT(Fujikyu Commuter Train=富士急通勤電車)の英文字を随所にデザイン化して散りばめている。
これは従来からの水戸岡デザインの特徴の一つである。なお、青は富士山をイメージした色とのことだ。また、先頭正面の運転台下の黄色いストライプは、警戒色であるとともに、アクセントとして効果的だ。
そのほか、列車の行先を現す正面とサイドの表示は、方向幕からLEDに変更された。