厳冬の冬だからこそ、身体も胃袋も暖まる美味しい焼き芋を。
最近はネットリと焼き上がる粘質系が好まれているらしいけど、ホクホクとした粉質系も捨てがたいですね。その道のプロ(焼き芋屋さんや専業農家の人)によると、粘質系のイモは火の通りが遅いので弱火でじっくりと。一方、粉質系は火の通りが早いので強火で短時間で仕上げることができるらしい。

シットリネットリの粘質系かホックリホカホカの粉質系か、あなたはどっち?

冬を表す季語「焼き芋」

画像はイメージです

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「いしや~きぃいも~おいも」と、独特の節回しで呼びかけながら町内を廻っていた焼き芋屋さん。リヤカー屋台に専用の釜を積み売り歩く姿は、もはや三丁目の夕日が似合うノスタルジックな風物詩の一つになってしまいました。

そして、石焼き釜を使わずに焼いたものが、単に焼き芋と呼ばれていますね。昭和やそれ以前の時代には、寒い朝などに空地や庭に積もった落ち葉を集め焚き火を燃やし、一緒にサツマイモを放り込んで焼く光景は、冬を表す季語ともなっています。

しかし最近では施行された改正廃棄物処理法とかで、一部の例外を除いてゴミを野焼きすることが禁止となっています。焚き火等の軽微なものは例外のようですが、地方の自治体によっては落ち葉(!)等も可燃ゴミとして排出するよう指導しているケースもあるので、ちょっと注意が必要です。

ネットで見つけた達人風焼き芋のつくり方

前述のその道のプロによると、美味い焼き芋の正否は「いかに上手に水分を逃がすか」にかかっているらしい。したがってイモをアルミホイルで包み込むのは御法度らしい。蒸発した水分が籠ってしまい、蒸かしイモのようにベチャッとしてしまうからだ。(う~む、ホイル焼きもそれなりに美味いと思うが……)

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・焚き火で焼き芋をつくる
/小さめの枯れ枝(桜などは良い香りを出してくれます)やモミガラなどガサガサしたものを燃料に。燃やした時に焚き火の山が崩れにくく空間が保たれるため、イモの水分がうまく抜けます。
火がある程度おさまり「おき火」状態になってから、イモを裸のまま入れる。(うーむ、コレも諸説あるが、ボクは濡れ新聞で包んでその上からアルミホイルを巻いていましたが……)1時間ほどの頃合いをみて、竹串でイモを刺しス~ゥと入ったらハフハフと頂けます。
「真の焼き芋は屋外での焚き火のみでつくられる」という主張があります。イザ、チャレンジを!

・ストーブで焼き芋をつくる/部屋の中央に置いて、やかんなどを載せたり簡単な調理もできるタイプですね。洗ったイモをアルミホイルで包み、ストーブの上に並べてその上にステンレスのボウルをかぶせるだけ。火傷防止の軍手やトングでときどきひっくり返せば、ホックホクの焼き芋が一丁上がり!寒い冬を、ストーブと焼き芋で乗り切りましょう。

・鉄鍋で焼き芋をつくる/アウトドア料理に欠かせない、あの魔法の鉄鍋ダッチオーブンでつくる石焼き芋です。水で洗ったイモ(もちろん皮付きね)を放り込む。下から火を焚く。皮が焦げた香ばしい香りがしてくる。途中一回ぐらいひっくり返す。熱々を頬張る。ダッチオーブンの底に、市販の「石焼き芋の石(角が丸くてイモに傷がつかないスグレものの石です)」を敷き詰めれば石焼き芋ですね。

・サツマイモのイタリアン/最後は、西麻布・アル・ポルトの片岡護シェフ創作のイタリアンを。サツマイモをさっと茹で、ニンニクや香草と一緒にオリーブ油で焼いたサツマイモのロースト。表面がパリッと香ばしく、中はほっこり。溶かしバターのソースをかけた、お洒落な焼き芋、といった感じです。

奥深い焼き芋の世界。ホクホクの焼き上がりにはコレ、シットリの焼き上がりはアレ。次回は主役のイモをピックアップします。
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