離婚/離婚関連情報

「友達みたいな夫婦」が離婚の危機に直面する瞬間

友達みたいに仲良しの夫婦でも、あるとき急に離婚してしまうケースもあります。どんなときに離婚の危機が訪れるのか、また、どうしたら離婚の危機を回避できるのかを考えてみましょう!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

亭主関白型、おしどり夫婦型、世話焼き女房主導型、年の差婚型……夫婦のあり方は千差万別。みなさんのご夫婦は、どのようなタイプでしょうか?

今回は、最近になって増えてきている友達みたいな夫婦、いわゆる「友達夫婦」について、離婚の可能性や修復への対策法などを考えていきましょう。
 

目標がズレてしまったときが最大のピンチ

友達夫婦

友達みたいな仲良し夫婦だからこそ、コミュニケーション不足が原因で離婚の危機を招くこともあります

夫婦円満の秘訣のひとつには、日頃からお互いが何を考えて、どう思っているのか、その胸の内をわかり合おうとすることがあげられます。その点でいえば、友達夫婦の場合はお互いの格差や距離感が少ない分、ふたりが向いている方向や共通の目標が同じであるケースが多いもの。したがって、感覚的にわかり合えることもたくさんあり、仲良しでいられるわけです。

ところが、長く一緒に暮らしていれば、日常のさまざまな出来事がきっかけで、お互いが向いている方向や同じだったはずの目標がズレてしまうこともあります。そんなときは、友達夫婦にとっても離婚のきっかけとなるピンチといえます。

相手にとって、今まで見てきたのと違った一面を発見することは「ちょっとした裏切り」となり、「こんなに理解し合えていた私たちなのに、なぜスキマができてしまったのだろう」と普通の夫婦以上にダメージを大きく感じてしまうのも特徴です。

ですが本来、夫婦は違っていて当然。他人が一緒に暮らしていくのですから、何から何までピッタリくるようなことはあり得ないと思っていて正解。いくら友達夫婦だからといって、いつでも仲良しということはあり得ないのです。ですから、「仲良しでなければいけない」という強迫観念は持たなくても大丈夫、普通の夫婦となんら変わりはありません。ケンカだってしていいし、ときには意見の違いから言い争いだって起きるものなのです。

 

友達夫婦であっても「以心伝心」に頼らない!

そして、忘れてはならないのが、友達夫婦はほかの夫婦に比べて以心伝心能力が高いため、「夫婦としての危機感のなさにつながる」ということでしょう。「言葉にして言わなくても理解し合えている」「確認しなくても愛情は伝わっている」といった過信が招く夫婦の危機もあります。

もしも、挨拶以外の会話はしなくても大丈夫、と思っているならば今すぐ意識を変える必要があるでしょう。「以心伝心」と高をくくっていては、離婚の危機に直面する可能性も否定できません。「夫婦なのにわざわざ……」ではなく、「夫婦だからこそ」当たり前のことを大切にすることが必要です。ですから、ときどきはお互いの考え方の確認や擦り合わせをするための時間を持ちましょう。

>>友達夫婦が離婚をしないための秘訣とは?
 
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