貯金を増やす方法はいくつある?
貯金を増やすには、実は3つの方法しかありません。一番効果的なのは節約しながら収入増。あなたはどうしますか?!
実は、貯金を増やすには「支出をカットする」「収入を増やす」「支出をカットしながら収入を増やす」の3パターンしかありません。
「支出のカット」はみなさん意識して取組まれることが多いでしょう。
食費などへの支出が極端に少なく、健康を維持できるのか心配してしまうケースもあります。食費の極端な切り詰めには賛成できません。
また、ときどき節約法として「神業」のような方法が紹介されていたりしますが、自分が継続してできない方法もあまりおすすめできません。効果が一時的になってしまうからです。
最も手っ取り早く、効果絶大なのは「支出をカットしながら収入を増やす」という、最後の選択肢となります。
家庭の方針や何らかの事情で、“奥さんは専業主婦”と決めている場合もありますが、体調を壊すほどに食費や光熱費を切り詰めて支出を減らすよりは、収入を増やす道がないか、夫婦二人で働く術はないか、真剣に考えたほうがいいと思うのです。
もう、共働きはあたりまえの時代に?
私がこの仕事を始めた10年以上前は、夫が収入を得て、妻は家事・育児に専念する家庭が多かった気がします。でも今では、近所を見渡しても、お客様のご家庭を見ていても、「共働きです」という方々が多く、むしろ“あたりまえ”のようになっています。以前のように給与のベースアップがあたりまえに行われる時代が終わり、会社員として、仕事面で落ち度がなくても収入が下がることが心配される時代です。
年収200万円台という人も多く、今後の貯金計画などを心配して収入アップを目指すことを真剣に考えています。
共働きが増えているのは、間違いなく、この時代のせいと言えるでしょう。
「共働き=貯金が増える」は成り立つのか
共働きを始めると、貯金は増えるのでしょうか? 収入が増えないこのご時世、貯蓄を増やすことを期待して共働きをはじめても、家計の問題がすべて解決するというわけではないようです。共働きであっても、貯められずに悩んでいる家庭が多いからです。収入が増えれば、少しくらいいいかな、と無駄遣いが増えたり、慣れない仕事にストレスを感じ、仕事の継続が困難になるケースも見受けます。
家計管理方法を身につける、ストレスなどのガス抜きを覚えるなど、貯蓄を増やすには働くことに加え、スキルアップの方法を学んだり自己管理する力をつけたりすることも必要なのです。
貯金を増やす術も、人によって合う・合わないがあって、節約が苦手な人などは、意外と働いて収入を増やすほうが合っていたりするものです。
しかし、完璧主義だったり、やや内向的な性格であったりすると、外に出て自分への負荷を増やすより、たとえ効果は少なくても、節約を頑張るほうがベターな場合もあります。