人気のタイムセールで外貨預金もお得!?
家電や旅行、DVDに食品までさまざまモノやサービスを数時間だけセール価格で販売する「タイムセール」はここ数年のトレンド。そんなトレンドは金融業界でも見られるようになっています。例えば、外貨預金の為替手数料を毎月、日時を決めて割り引く「雇用統計はソニー銀行の日」や不定期に割り引く「外貨預金タイムセール」(ソニー銀行)、不定期に特定の通貨の為替手数料を割り引く「為替手数料ディスカウントタイム」(新生銀行)、24時間限定で全通貨の為替手数料を割り引く「外貨預金 HAPPY HOUR」(じぶん銀行)などがあります。
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ソニー銀行の「雇用統計はソニー銀行の日」は、アメリカの景気を見通す上で重要視されている米国雇用統計の発表に合わせて、取扱9通貨の為替手数料を30~80%(対円取引の場合*香港ドル除く)割り引きます。直近では、2012年2月3日7:10~2月4日5:55まで(外貨預金の場合)開催されました。また、「外貨預金タイムセール」では、6時間程度、特定の通貨の為替手数料が割り引かれますが、不定期開催のため今後いつ行われるのは分かりません。新生銀行の「為替手数料ディスカウントタイム」は、開催日時、通貨、割り引き幅などすべてが不定期。2011年7月から毎月2回ほどのペースで開催しています。
じぶん銀行の「外貨預金 HAPPY HOUR」も今後の開催は不確実ですが、2011年末に行われたのは24時間(中国元の取扱時間は別)に限り中国元を含む取扱4通貨の為替手数料を50%~80%割り引くという内容。
いずれのタイムセールも今後の開催については変更される可能性がありますが、直前にしかHP上にも掲載されないので、見逃さないためにはメールマガジンの読者登録をしておくのがオススメです。
冷静さも忘れずに
時間や数量が限られている状態では、ついつい熱くなって買い過ぎる……ということがあるのでそこは要注意。また、円相場は不安定な状況で、場合にはよってはさらに円高が進む可能性もありますが、時間をかけて少しずつ外貨建ての資産を増やしていくためにこうしたタイムセールを上手に利用するのはいいのではないでしょうか。【関連記事】
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