駒込『諏訪山 吉祥寺』で二宮金次郎にあやかる
東京メトロ南北線の本駒込駅から本郷通り沿いを北へ進むと、古い家屋と新しいマンションがミックスした街並みが急に途絶え、厳かな山門が姿を現します。ここが『諏訪山 吉祥寺』。江戸時代には旃檀林という曹洞宗の僧侶養成所があり、常時1000人もの学僧が学んでいたという江戸を代表する学問所だった場所です(ちなみに旃檀林は駒澤大学の前身)。山門から長く続く銀杏並木、その先の境内も広大なため、東京と思えない広い空が開けています。ところでこの吉祥寺がなぜ合格祈願のパワースポットなのか。それは江戸時代に大きな学問所があったことともう一つ、二宮金次郎こと二宮尊徳の墓碑があるのがその理由です。薪を背負いながら本を読む金次郎の銅像がある学校も多く、日本人には身近な偉人・二宮尊徳。吉祥寺の墓碑には、貧しさのなか努力を惜しまず、頭脳明晰だった彼にあやかろうという人が訪れているのです。境内の鐘楼の、道を挟んで反対側の角というわかりやすい場所にある墓碑には、私が訪れたときにも新しい花が供えられていました。
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■諏訪山 吉祥寺
住所:文京区本駒込3-19-17
TEL:03-3823-2010
アクセス:東京メトロ南北線「本駒込」駅より徒歩7分
地図:Yahoo!地図情報
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