ブリーダー探しのシステムツールとして

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子犬が欲しい人とブリーダーとをマッチング、ブリーダーの子犬出産情報ポータルサイト「ブリーダーズ」。

前述したような現状にあって、昨今ではブリーダー探しを謳うサイトもちらちら登場していますが、リスト化されている、つまりリンクを飛ばしてあるのみ、登録ブリーダーの数が少ないというものが目立つようです。

今回ご紹介する『ブリーダーの子犬出産情報ポータルサイト ブリーダーズ』は現時点で登録ブリーダーの数1,055件、登録犬数は2,452頭となっています。同サイトは犬を販売しているというのではなく、あくまでも犬が欲しいという人とブリーダーとをつなぐ役目を果たすものです。そのために各ブリーダーの動物取扱業登録ナンバーが同サイトによって確認されており、それぞれにきちんと掲載されています。また、どんなブリーダーでも登録できるというわけではなく、多犬種を扱っているブリーダーや仲介業を併行して営んでいるブリーダーなどは登録できません。動物取扱業の登録がしてあることはもちろん、繁殖に関する知識が充分にあること、健康および衛生管理がしっかりとできていること、先天性疾患が発見された場合の対処、飼い主さんへの情報提供などいくつかの項目がクリアできたブリーダーしか登録することはできません。しかし、これらはブリーダーの条件としては当たり前のことですよね。

さて、同サイトでブリーダーを探す場合は希望の犬種をクリックすると子犬の写真が並んだページに飛んでいきますので、気になる子犬がいればさらにクリック。性別や誕生日、毛色、血統書の有無、出生地、値段、ワクチン代、引渡し方法、引渡し可能日、生命保証について、犬舎見学の条件などを詳しく見ることができます。中には動画で子犬の様子が見られるものもあります。そのコが気に入れば、そのままブリーダーに問い合わせができるようになっていますので、そこからは直接ブリーダーとやり取りをすることになります。

実は、前出の動物愛護管理のあり方検討小委員会における課題の一つとして子犬や子猫など実際の動物を確認しないままでの販売方法、また飼い主となる人に直接会った上でその動物の特性や遺伝性疾患をはじめとした病気、飼育方法などについて説明しないままでの販売方法には問題がある、飼い主となる人に対面して説明するとともに実際の動物を確認することを義務化するべきであるという意見が交わされました。これらが実際に法律に組み込まれるのかどうか、それは今しばらく時間を待たなければならないのでしょうが、いずにしてもブリーダーと直接やり取りをし、子犬はもちろん母犬や育った環境などを見せてもらえるということは安心材料になるでしょう。ただし、子犬が感染症にかかるリスクが最も高い時期や産後の母犬の状況によっては希望どおり見せてもらえないこともありますが、その時期がずっと続くというわけではありません。タイミングを見てなるべく見せてもらうことをガイドはお勧めします。

『ブリーダーズ』のサイトオーナーである株式会社ワンダードリーム代表取締役古川氏は愛犬家であるとともに大手ホームセンターでお仕事をなさっていた経験からペット流通の裏事情も熟知なさっている方。一頭でも多くの犬が健康管理の行き届いた環境の中で育ち、流通過程の途中で命を落とすことがないように、そして新しく飼い主となる人が健康な犬と巡り会えるようにという想いから立ち上げたのがこのサイトです。

日本の犬事情は一昔前に比べるといろいろな面で大きく変化しようとしています。まさに黎明期。犬を手に入れる方法やそれにまつわる環境もその変化から免れることはできないでしょう。そうした中で『ブリーダーズ』のようなサイトが生まれたことは必然と言えるのではないでしょうか。

犬は命ある生き物です。安易に考えることなく、真摯に犬をお選びください。みなさんと犬との素敵な出会いがありますように。


参考資料:
環境省 中央環境審議会動物愛護部会 動物の愛護管理のあり方検討小委員会(第25回) 動物愛護管理のあり方検討報告書(案)
環境省 中央環境審議会動物愛護部会 動物の愛護管理のあり方検討小委員会(第4回) 犬猫幼齢動物の販売日齢について
環境省 統計資料 動物取扱業者の登録状況
独立行政法人国民生活センター 各種相談の件数や傾向(ペット)