ルノー/メガーヌ

ニュルでFF最速タイムを叩き出したルノー メガーヌRS(2ページ目)

2011年6月、8分7秒97というタイムをマークしてニュルでのFF最速の座を手に入れたのがメガーヌRSだ。「RS」というのは、ルノーのモータースポーツ部門である「ルノー・スポール」の意味で、RSを冠するトップモデルがこのクルマ。数々の輝かしい戦績を残してきたルノーが長年にわたり培ってきたノウハウが、このクルマに注ぎ込まれているのだ。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

素晴らしいシャシー性能

ルノー メガーヌRS

優れたロードホールディング性能をもたらす独自のダブルアクスルストラットサスペンションを採用


さらに注目すべきはフロントダブルアクスルストラットサスペンション。トルクステアを低減するとともに、タイヤを最良の状態で接地させるためのアイデアとしてルノー・スポールが独自に開発したもの。

急加速や大きくステアリングを切った際でもサスペンションのストロークに影響されることなく、常にタイヤの接地面の中心に荷重がかかるように設計されているとのこと。実際にもタイヤが常に最良な状態で接地していることを体感しながらドライブすることができ、正確なステアリング操作が可能となります。

また、「シャシーカップ」、「シャシースポール」という2種類の仕様が用意されるうち、日本向けモデルにはスポーツ走行に特化した後者となり、LSDも標準装備されます。これらにより、アンダーステアが出る感覚も小さく、本当に切った方向にグイグイと進んでいく、FFらしからぬハンドリングを楽しむことができます。
ルノー メガーヌRS シート

レカロ製バケットシートは、そのまま本格的なスポーツドライビングにも対応する高いホールド性を確保。シートサイドにエアバッグが仕込まれている


もともとルノーは、モータースポーツに非常に積極的なメーカーです。そのスピリットは今も連綿とRSモデルに受け継がれています。先代モデルとは打って変わったスタイリッシュなクーペスタイルのボディもレーシングフィールドから生まれたもの。さらに、たとえばフロントバンパーに装備されたエアインテークブレードもF1からインスパイアされた産物で、実際にも空力性能の向上に大きな効果を発揮しているとのことです。

というメガーヌRSですが、このクルマの素晴らしさは、乗れば実感できるはず。いろんな意味でなかなか難しいかもしれませんが、興味のある方はぜひ試乗だけでも機会をつくっていただければ、きっとご理解いただけることと思います。
ルノー メガーヌRS サイド

マットブラックのアロイホイールが標準で、オプションで19インチ仕様も選択可能。赤く塗られたキャリパーを持つブレーキも高性能


【関連サイト】
ルノー


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