大画面PNDはカーナビの基本性能を重視したい
ソニーのNV-U97VTは、需要が増えている大画面PND。ナブユーとしては初めて7型ワイドモニターを採用した。ソニー・ナブユーはNV-U37を除いてポジション・プラスGTを採用し、車速信号を配線しないPNDの中では抜群に測位精度が高く、現在地を正確に表示できるのが特徴。また別売のビーコンVICSを追加でき、渋滞に強いのも特徴のひとつだ。内蔵TVチューナーはワンセグで、モニターの解像度はQVGA。7型ワイドモニターを搭載したPNDには、フルセグ地デジチューナーを搭載したモデルもあるし、高精細なVGAモニターを採用したものもあるので、このあたりはライバルに軍配が上がるのだが、ナビ機能&性能を重視してPNDを選ぶなら、NV-U97VTはトップクラスにランクする。
大画面PNDは、2DINのAVナビなどが装着できないなどの理由で、従来のオンダッシュモニター+ナビの代わりに選ぶ人が多いと思う。つまり小型PNDのように外に持ち出したり、他のクルマと兼用するような使い方ではなく、ほとんど据え置きという胃ケースが多いのではないか。となると、重視したいのは測位精度をはじめとしたナビ本来の性能&機能だろう。
まだまだある、最新ナビ
他には、カロッツェリアがサイバーナビの廉価版モデル、AVIC-ZH07を発売した。最新サイバーナビの目玉機能であるスカウターモードへの対応は無く、オーディオの装備もかなり省略してリーズナブルな価格を実現したモデルだ。位置づけはサイバーナビのベーシックモデルだが、実質的にはHDD楽ナビに代わるモデルといえるだろう。ということは、新しい楽ナビはメモリータイプになるのか、Liteと統合されるのか、興味深いところではある。
また同じくカロッツェリアが、年明け早々にも電気自動車用のナビ、AVIC-EVZ9&EVZ5を発売する。ベースは楽ナビLiteだが、急速充電スポットを素早く探せたり、電力消費の少ないルートを探索できるなど、電気自動車に役立つ機能を搭載している。
日産リーフには、カーナビが標準装備なので、実質的には三菱i-MiEV用ということになろうが、今後増えることが確実の電気自動車に向けて先手を打った形だ。
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