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我が家の家計は大丈夫? 年に一度の家計決算(2ページ目)

先の読めない時代だからこそ、我が家の家計の実態を知ることが大事。年一度の家計決算でお金の全体像を把握し、前向きな気持ちで新年を迎えましょう。

執筆者:村岡 里香

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バランスシートで資産と負債のバランスチェック

我が家の資産と負債のバランスは?

我が家の資産と負債のバランスは?

バランスシートは家計の「資産」と「負債」のバランスを明らかにする表です。左の欄には金融資産に不動産など実物資産を加えたすべての資産を、右の欄には返済中の住宅ローンや奨学金、クレジット払いなどの借入残高を書き入れます。

そして、「資産-負債」で出されるのが右下の「純資産」です。すべての資産と負債を精算した場合に残る金額、つまり、現時点での我が家の実質資産額をあらわします。

不動産の現在の評価額は、近隣の中古物件の販売ちらしを参考にしてざっくりと記入できればOK。

バランスシートも「知るぽると」の家計の資産管理簿をダウンロードすると簡単に作成できます。不動産の現在評価額は近隣の中古物件の販売ちらしなどを参考に記入を。


「今年は貯蓄があまりできなかった……」という人も、ローンなどの負債が減っていればそのぶん純資産額は増えているはず。バランスシートで財務状況がわかれば、「来年は繰上返済のために100万円貯蓄できるよう頑張ろう」といった前向きな意欲も湧いてきそうです。

もしも純資産がマイナスであれば、家計は債務超過の状態。失業などの不測の事態に対する家計の耐性が弱いと言え要注意です。来年は、専業主婦であればパートで働く、日常的に乗らないなら車を手放す、といった思い切った家計改善策に取り組みましょう。

余力のある人はキャッシュフロー表で具体的にイメージ

さらに余力のある人は、今後の収支の流れをあらわすキャッシュフロー表を作ることをおすすめします。

キャッシュフロー表とは、将来の一年ごとの収支を予想し、貯蓄残高の推移をシミュレーションしていく表のこと。子供の進学などで大きな支出が続く場合も家計に問題が生じないかどうか、前もって確認することができます(キャッシュフロー表については「10年後も大丈夫? 家計シミュレーション」をご参照ください)。

まずは10年程度など、自分が気になる期間をシミュレーションしてみましょう。もし一時的に収支が赤字になっても、貯蓄残高がマイナスにならず、支出の山場を越えたら再び貯蓄が増え続けていくようなら問題ありません。しかし、赤字がつづいて貯蓄残高がマイナスになる時期があれば早めの対応が必要。その時期に向けた貯蓄の計画や予定の見直しを実践しましょう。

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これらの表の作成で問題点が明らかになれば過度の不安はなくなるはず。家計を改善させていく具体的なノウハウについては、「お金を貯める体質改善ノート」「1000万円貯める家計のムダ見直し術」が参考になりますよ。一緒に骨太家計を目指し、2012年を強く生き抜きましょう。

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