iPhone/iPhoneの基本

iPhoneの価格と購入時の注意(au版)(2ページ目)

スマートフォンのわかりにくい料金体系に困っている人も多いのではないだろうか。それに比べ、iPhoneは割とわかりやすい料金体系になっている。ただし、購入時に注意しておきたいことがある。この記事ではau版iPhoneを購入するときの価格と注意点についてまとめた。

石川 温

執筆者:石川 温

携帯電話・スマートフォンガイド

音声プランは通話相手の使用キャリアを考慮して選ぼう

次に音声プランだが、月額980円(誰でも割適用時)の「LTEプラン」しか選択できない。従来のプランでは無料通話分があったが、それらは一切無く、この料金プランひとつしかない。

LTEプランでは午前1時から午後9時までのauユーザー宛の通話が国内無料となっている。無料通話分がないため、他キャリアユーザーにかけるときは30秒21円となり割高な印象だ。このため、他キャリアユーザーに多くかけるのであれば、月額980円の「通話ワイド24」というオプションを選んでおくといい。これにより30秒21円が30秒10.5円という半額の設定になる。

また、恋人や友人など夜の時間帯も多くしゃべるというひとであれば、「au通話定額24」という月額500円のオプションも選んでおきたい。これにより、相手がauであれば、夜9時から午前1時の間であっても無料で通話できる。従来は「指定通話定額」として3件までしか対応していなかったが、このオプションではすべてのauユーザーが対象となる。長電話する相手がいるのであれば、必ず同じキャリアを契約しておくことだ。

結論としては、パケット通信プランと音声料金プラン、さらに315円の「LTEネット」を契約する必要がある。つまり、音声プラン980円、インターネットサービス315円、さらにパケット定額の5460円が最低でも必要となる。

つまり、980+315+5460円=6755円が最低料金だ。これに端末代金を割賦で支払ったときには16GBモデルであれば加算はなく、32GBモデルであれば7185円、64GBモデルは7615円が最低料金となる。


機種変更するときの注意点

auでは他社のMNPでiPhoneに乗り換えた場合には月額基本料金が2年間実質無料といったキャンペーンも期間限定で提供している。

auが機種変更する場合に気をつけなければいけないのが毎月割の存在だ。2年以内にケータイやスマートフォンを分割払いで購入している場合、毎月、分割支払金(割賦金)に対して毎月割の割引が適用されているのだが、機種変更をするとこの割引が適用されなくなってしまう(ただし、新しく購入した機種には適用される)。

このため、旧機種分に対しての残債が残ってしまう。仮に1年前にAndroidスマートフォンを購入したユーザーがiPhone 5に乗り換えるとすると、数万円の残債を払い続ける必要があるので注意が必要だ。残債はショップや請求書で確認できるので、購入前に確認しておこう。

次のページでは、従来の携帯電話から電話帳データを移行する場合についての注意点を解説しよう。

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