金の価格と言うと、皆さんは何を思い浮かべますか?

金の価格は、日本国内では「1グラム●円」と表されていますので、円を思い浮かべる人が多いことでしょう。

しかし、昔は日本でも金が掘り出されていましたが、今はほとんどありません。現在、日本で取引されている金は輸入した物です。輸入された金の価格が、どのようにして決まるのかご存知でしょうか?

金の国際価格はトロイオンス

金の国際価格は「トロイオンス(TOZ)」。1トロイオンス当たりの価格が米ドル建てで表示されます。ドル建ての金価格をその時の為替レートで円価格に換算し、その上で1グラム当たりの日本国内における金価格を計算します(金の取引単位については、国際価格トロイオンスと国内価格グラムも参考にしてみて下さい)。

金地金の取引は、世界中の市場で24時間世界中行われていますが、香港、チューリッヒ、ロンドン、ニューヨークが世界の四大金市場と呼ばれ、指標的な市場としての地位を確立しています。

金価格は為替の影響を受ける

金の国際価格がドル建てということは、金は外貨預金等と同様、為替相場の影響を受ける金融商品になります。そのため、国内の金価格はドル円相場の影響を受けます。たとえば、円高ドル安になれば円建ての金価格は値下がりし、円安ドル高になれば金価格は上がることになります。

まずは、三菱マテリアル「ゴールドパーク」のマーケット情報にある金価格データを見てみましょう。
チャート

三菱マテリアル「ゴールドパーク」マーケット情報>金価格データより。拡大画像あり


グラフの赤い線が国内価格です。青い線が国際価格です。国内の金価格は現在、中長期的に上昇傾向にあることがわかりますね。過去5年で、約2倍程度上昇しました。

参考:三菱マテリアル「ゴールドパーク」マーケット情報>金価格データ

次に、ドル円相場のチャート(5年)を見てみましょう。ドル円相場が現在、中長期的に円高ドル安傾向にあることがわかりますね。

チャート

ドル円相場チャート(5年)。Yahoo!ファイナンスより。拡大画像あり


前述の金価格データでは、赤と青の線に差が生じていました。これは、金価格は上昇傾向にあるけれども、上図のように為替相場の影響を受けて国内の金価格は割安になっていると考えることができるのです。

この他にも、金価格に影響を与える要因があります。次のページで見ていきましょう >>>>>