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リネロリカリア“レッド”

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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リネロリカリア“レッド”

学 名:Rineloricaria sp.
通称名:赤ランケ
英 名:L010A、Red Lizard Catfish
分 布:南米:
サイズ:約12cm
Temp :23-28℃
pH  :弱酸性~中性
リネロリカリア“レッド”

画像提供:オオツカ熱帯魚

細長く、扁平な体型をしている、赤みの強い褐色をしたロリカリアの仲間。赤ランケとも呼ばれ、同属のリネロリカリア・ランケオラータ(R.lanceolata)の改良種ともされるが詳細は不明。比較的、アクアリウムでの歴史は長いが、今ひとつ正確な情報が少ない。ヨーロッパ便を主として入荷することから、何がしかの改良種と見るのが妥当かもしれない。入荷量はあまり多くはないが、目にする機会は少なくない。

リネロリカリア属には50種弱の種が記載されており、似たような外観の種類が多く識別は困難。実際、観賞魚として販売されているものでも、種を特定できずに、R.sp.(リネロリカリア属の一種)として販売されているものも多い。

性格は温和で、水質に煩くないため、弱酸性から中性の飼育水(一般的な熱帯魚水槽)であれば飼育は容易。ただその性質から、流木や水草、または人工的な陶器の土管、パイプなど隠れることのできるスペースを用意すると良い。しかし魚が落ち着く反面、なかなか姿を見せなくなるので鑑賞的にはマイナスだ。

人工飼料に餌付きやすく、プレコフードなど植物質のものを主に与えると良い。沈下製のものであればおおむね何でも食べてくれ、水槽内に発生する藻類や冷凍赤虫なども口にする。

飼育が容易なこともあり、また入荷量もそれなりにあるので、繁殖例はある程度知られている。成長したオスでは頭部、胸ヒレのトゲが発達するので外観から雌雄の識別は可能。筒状のパイプなどの内部に卵を産みつけ、親が孵化まで保護をすると言われている。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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